家づくりを始めると、何を重視すればいいか迷うこともあると思います。

自分の理想の間取りや予算や立地など、優先したいことが多くて、家づくりが進まない人もいることでしょう。

自分だけでなく、家族間の意見の違いも出てくる注文住宅の家づくりは、なかなか意見をまとめるのが難しい場面もあります。

今回は、家づくりで重視すべきポイント10選を詳しく解説していきます。

家庭や状況によって、優先順位は異なると思いますが、この記事を参考に家族とより深く家づくりについて話してみてください。

予算

家づくりに避けては通れない、マイホームの予算。

どんな家が欲しいかの前に、どのぐらいの価格の家が建てられるか、という予算を立てなければいけません。

マイホームの予算は、家庭の収入や、生活費とのバランス、また10年後・20年後・30年後といった長期のライフプランも影響してきます。

まずはハウスメーカーの担当やファイナンシャルプランナーに住宅ローン相談をしてみることをオススメします。

予算によっては、理想のデザインや住宅機能を叶えることができないこともありますが、安易に予算を増やしてしまうと、住宅ローンの返済で生活が苦しくなることもあります。

建築予算や住宅ローン返済額は、家を建てた後の生活に関わるので、安心の資金計画が大切です。

ハウスメーカー選び

ハウスメーカーで注文住宅を建てる場合、いくつかの商品プランから選ぶことが多いので、自分の理想の家が建てられるか、ハウスメーカーごとの商品ラインナップや特徴を把握しましょう。

マイホームは一生に一度の買い物です。ハウスメーカーは、家を建てるだけでなく、建てた後のメンテナンスやアフターフォローも行うので、長い付き合いになります。

家づくりは何度も打ち合わせが必要になるので、担当営業との相性もしっかりと確認しておきましょう。

土地

住みたい場所が明確に決まっている人は、土地探しもスムーズに進むかもしれませんが、エリア探しから始める人も少なくありません。

職場や実家までの距離や、スーパーや商業施設などの利便性、土地価格がどの程度か、など気になるポイントはそれぞれあると思います。

土地選びで確認しておいた方がいいことをご紹介します。

土地の相場

そもそもそのエリアの平均坪単価で、希望の広さの土地を購入できるかを確認しましょう。

希望のエリアでも、土地の相場が高くて狭い土地しか買えないかもしれない場合は、少し郊外のエリアも検討してみるなど家族で話し合ってみましょう。

通勤通学の利便性

学校や職場までの道のりやかかる時間を確認しておきましょう。

現状の把握はもちろん、今後子供が増える可能性があるご家庭なら、近隣の保育園・幼稚園・小学校・中学校も事前に確認しておきましょう。

公共交通機関のアクセス

バスや電車を利用する際の、最寄りのバス停・駅はどのぐらいの距離か、本数や時間も確認しておくと安心です。

生活の利便性

生活に必要なスーパーや商業施設、病院や銀行、郵便局や役所などの場所も確認しておきましょう。

昼だけでなく、夜の様子も確認しておくことをオススメします。街灯が少なく薄暗い道があったり、夜は飲食店が賑わっているなど、昼とは違う街の様子があるかもしれません。安全面も考えて、事前に確認しておきましょう。

間取り

間取りは、大規模なリフォームをしない限り、簡単には変えられません。

住んでみたら生活しづらい……なんてことにならないように、生活動線・家事動線をしっかり考えた間取りにしましょう。

理想の間取りを作るには、家族一人ひとりの希望を出し合って、納得できるまで話し合うことが大事です。

日々の生活に欠かせない家事動線は、実際の家族の暮らしを想像して考えましょう。

共働きで洗濯物を外に干さない家庭はランドリールームを採用したり、家族の洋服管理を時短したいからファミリークローゼットを設置する、などご家庭の特性に合わせた間取りを追求しましょう。

収納

家の収納場所と収納量を適切に設計することで、暮らしやすい家になるかが決まります。

十分な収納量があっても、収納しにくい場所に設計してあったり、使いにくい形や棚になっていないか、具体的な収納する物を想像して考えましょう。

また、子供がいる場合は、持ち物が増えていくことが予想されるので、注意が必要です。

デザイン

家の外観や内装のデザインが自分好みに選べることが注文住宅のいいところです。

外壁の色や素材、部屋の壁紙もたくさんの種類から選ぶので大変な作業ではありますが、家全体のバランスを考え、家族全員が満足するデザインを目指しましょう。

外観も内装も、毎日目にすることになるので、後悔しない理想のマイホームを完成させましょう。

設備

キッチンやお風呂、トイレなどの設備は、毎日使うことになるので、家づくりの中でも重視した方がいいポイントです。

家族の生活を想像して、どんな機能が必要かをよく話し合いましょう。

設備のカタログを見ていると、良い機能がたくさんあるので、ついオプションをたくさん付けてしまいそうになります。ご家庭のライフスタイルに合わせた、現実的な設備を選ぶよう注意しましょう。

耐震性

地震大国の日本。安心して暮らせる家を建てるために、耐震性もしっかりと考えましょう。

詳しい知識がない人でも分かりやすい「耐震等級」という指標が一般的です。

「耐震等級」とは、建物が地震に対してどれくらいの強度があるかを３段階で示されていて、数字が大きくなるほど耐震性能が高い家ということになります。

耐震性能が高いと、地震に強くて安心出来るだけでなく、地震保険の割引額が大きくなったりと、経済的なメリットもあります。

断熱性と気密性

断熱性と気密性も、家にとって大事な要素です。

家の断熱性を高めることによって、外気温に影響されにくく１年中快適な室温が保ちやすくなります。

同時に気密性が高いと、冷暖房効率も上がるので、光熱費の節約にも繋がります。

部屋ごとの室温の差が少なくなるので、脱衣所などでのヒートショックの予防効果も期待できます。

ライフスタイルの変化を想像する

家を買うということは、これから数十年の生活を考えるということでもあります。

今の生活だけを基準に考えるよりも、変化していくであろうことに目を向け、どういう生活をしていきたいか、を家族でよく話し合いましょう。

家族構成の変化や、子供がいる家庭なら巣立った後のことも考えた設計も意識しておくと良いでしょう。

まとめ

今回は、家づくりで重視すべき10のポイントについて解説しました。

それぞれ重要な要素ですが、家族構成・年代・生活スタイルなどで優先順位は異なるでしょう。

我が家は家づくりにおいて何を大事にしたいか、を家族で話し合うことが何よりも大切です。

家づくり初心者の方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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