火災から家族を守る!省令準耐火仕様って何?

「省令準耐火仕様」という言葉を聞いたことがありますか?木造の家は、「火災に弱いのではないか」という印象を持つ方も少なくありません。

「省令準耐火仕様」の木造住宅は、火災に強く、火災保険料の節約にもなるという大きなメリットを持っています。

また、「火災に強い住宅」で調べてみると「省令準耐火仕様」という言葉とは別に、「耐火構造」や「準耐火構造」という言葉も目にするかもしれません。

本稿ではその違いを解説しつつ、「省令準耐火仕様」について詳しく解説していきます。

省令準耐火仕様とは、火災に強い建物であること

住宅金融支援機構が定める基準に適合する住宅

住宅金融支援機構とは住宅ローンや住宅の建設・購入等に関する情報の提供等を行なっている独立行政法人住宅金融支援機構法です。

省令準耐火仕様は、住宅金融支援機構の定める基準を満たす「火災に強い住宅」として設定されています。

火災の被害を最小限におさえる作り

後に詳しく説明しますが、省令準耐火仕様には多くの基準が定められています。その多くは火災が発生した場合、隣の住宅へ火が燃え移らないような作りである事や、住宅に火が広がらないような工夫がされている事など、被害を最小限におさえられるような基準が設けられています。

いざという時に大切な家族やマイホームを守るためにも、省令準耐火仕様の住宅を強くお勧めします。

省令準耐火仕様と認められる条件

住宅金融支援機構が定めた次の3つのうちどれかに適合していることが条件となります。

木造軸組工法もしくは枠組壁工法(2×4)住宅

木造軸組工法は、日本の木造住宅の主流な工法で、枠組壁工法は、ツーバイフォーなどと呼ばれる耐火性を高める工法です。

いずれかの工法で、住宅金融支援機構が定めた省令準耐火構造の仕様に則っていることが条件です。

プレハブ住宅

工場である程度を組み立て、建築場所で構築する「プレハブ住宅」も該当します。

ただし、住宅金融支援機構の承認が降りたプレハブ住宅でも、選択する仕様によっては省令準耐火構造から外れてしまう場合もあります。

住宅金融支援機構が承認する住宅もしくは工法

省令準耐火構造として住宅金融支援機構が承認する住宅や工法には、承認内容が書かれた特記仕様書が発行されます。

耐火構造、準耐火構造との違い。

省令準耐火仕様の他に、耐火構造、準耐火構造などの仕様もあります。省令準耐火仕様との違いを説明します。

省令準耐火構造はコストがかからない

それぞれの建物構造の基本を押さえておきましょう。耐火構造と準耐火構造は、政令で定める記述的基準に適合するもの。国土交通大臣の認定を受けたものなどを言います。

一方、省令準耐火構造の建物とは、所定の省令で定める性能を有する建物で住宅金融支援機構の定める仕様に合致する建物をいいます。

どちらもT構造

実は、2010年に火災保険が改定されたことで、火災保険契約上の保険料が異なることはなくなりました。一般的に、火災保険における構造級別の区分は下記の通りです。

住宅物件:M(マンション)構造

    T(耐火)構造

    H(非耐火)構造

どちらもT構造に分類されます。通常の住宅はH構造と見なされ、保険料などが通常の住宅とは異なり安く済みます。

省令準耐火構造の特徴

省令準耐火構造の特徴には以下のことが挙げられます。

外部からの延焼防止

周囲で火事が起こった際、隣家から火をもらいにくい構造であること。

各室防火

火元の部屋から、一定時間火を広げない構造であること。天井と壁に防火措置をとることで、家の土台となる柱など構造部分に火が広がりにくくなり、避難や早めの消火がしやすくなります。

他室への延焼遅延

火元の部屋から他の部屋へ火が燃え移っても、炎の広がりを遅らせることができる構造であること。

省令準耐火構造のメリット・デメリット

メリット

最も大きなメリットは、火事が起きた際に火が広がりにくいことです。延焼を抑えることで、家族の命や家財道具、大切な思い出を失わずにすむ可能性が高まります。また、周囲への延焼を抑えることで、自分たちだけでなくご近所に被害を与えずにすみます。

また、前述した通り省令準耐火仕様の住宅は一般的な住宅に比べて火災保険料を割安に抑えられます。保険の内容によっては、半額以下になる事もあります。

デメリット

一方、デメリットとしては、省令準耐火構造に適合させるために様々な要件を満たさなければならないことが挙げられます。そのぶんコストもかかります。

ただし、省令準耐火構造は準耐火構造よりは基準は高くなく、メリットを得られやすい構造だといえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。省令準耐火仕様は難しい話で苦手意識を持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひお勧めしたい仕様になっております。

セイカホームが建てる家は、全棟省令準耐火仕様!ローコスト住宅でも、火災に強い安心の家を建てることができます。気になる方はぜひお気軽にご相談ください。

熊本・福岡の家づくりのことなら【セイカホーム】へ!

熊本・福岡での家づくりのことならセイカホームにお任せください!

家づくりの基礎から住宅ローンや保証についてまで、まごころを込めてお客様に寄り添うハウスメーカーです。

建てた後も安心して暮らせるように迅速なアフターフォローでお客様の暮らしを守ります。お気軽にご相談・お問合せ下さい。

株式会社セイカホームは熊本のローコスト注文住宅ハウスメーカーです。超ローコスト998万円注文住宅「ハピネスエイチ」を始めとする各種の新築注文住宅を取り扱っています。ローコスト平屋「ハピネスエイチ」、人気の「スマイル」、使いやすい間取りが嬉しい「ままはぴ」、平屋の注文住宅「縁-EN-」なども好評です。セイカホームは人々が日々を暮らす「家」を通じて、熊本と福岡の皆様の普段の生活をもっと豊かにする地域の工務店でありたいと考えています。

お気軽にお電話ください

熊本本社フリーダイヤル
Call:0120-369-556
ページトップ