はじめに

仕事や生活のスタイルが変わり住宅に求める条件が変わっていく中で『家』に対する役割も変化しています。

例えば、「日当たりの良い場所が欲しい」「遮音性を重視したい」「換気性能に優れた住宅がいい」や、「ワークスペースが欲しい」など、ご家族の希望する条件は様々です。

家は家族とその生活を守り育んでいく大切なポイントになる場所です！そのためにも、『家族の望む家づくり』はとても重要になってきます。

昨今のコロナ禍で、生活環境も大幅に変化して今まで当たり前にできていたことができなくなる、そんな日常の暮らしでストレスも溜まりがちになっていませんか？

ストレスを溜めこまない家づくりのポイントを解説します。

間取りを考える

まず、間取りを考えることは住みよい家づくりの基本となります。

効率や利便性、家族のコミュニケーションなど日常生活の中で外せないポイントをあげたうえで、どのような間取りにしていくかをご家族と一緒に考えて配置していきます。

ここで、間取りを考える際に重要になってくるポイントをご紹介します。

ゾーニング

間取りに大きく関わってくるのが『ゾーニング』です。間取りを考えるうえで、とても重要になってくるもののひとつです。

ゾーニングとは室内空間をどう区分するか、またその配置や動線を指します。生活に必要な部屋とスペースをピックアップした後、各々の機能性を考えて4つのゾーンに分類分けしていきます。

《4つのゾーン》
●パブリックゾーン…リビング、ダイニングなど
●プライベートゾーン…子ども部屋や主寝室などの各部屋、書斎など
●サービスゾーン…キッチン、浴室、洗面脱衣室、トイレなど
●移動ゾーン…廊下、玄関、階段など

家事動線

日常生活をおくるうえで、「家事」は切っても切り離せない存在です。毎日使われる場所だからこそ、ストレスが少しでも軽減されるような家事動線を考え、その家事動線を生かせる間取りを考えていきます。効率の良い家事動線を考えることで、暮らしは格段に良い方向へ変化していきます。

また、テレワークが増えている中で、室内空間を「家事」と「仕事」に分断できるような間取りを考慮することも重要になります。

ファミリークローゼット

ファミリークローゼットとは、家族全員の衣類や物を収納するためのクローゼットになります。

玄関から室内までの間にファミリークローゼットがあると、衣類やカバン以外にも出かける際に必要なものなどを置くことができるのでとても便利です。シューズクロークも兼ねて衣類などをまとめて置くこともできます。

また、洗面脱衣所の横にファミリークローゼットを設けるのもいいですね。帰宅後、手洗いから着替えまでの一連の流れをスムーズに行うことができます。

このように、ファミリークローゼットを間取りに加えることで、生活動線が短縮化され利便性がアップします。外からは見えない家族だけのプライベートな空間なので、クローゼットとして使用しなくなった際、書斎や趣味の部屋、ワークスペースなどに転用することも可能です。

パントリー

「食糧庫」の意味を持つパントリーは「ウォークイン」、「ウォークスルー」、「壁かけ」の3種類のタイプがあります。

《パントリーの種類》
●ウォークイン…納戸のような部屋になっているタイプです。
●ウォークスルー…名前の通り、通り抜けできるパントリーです。
●壁かけ…パントリーの中でも比較的手軽に設置できる壁に棚を取り付けたものです。

食材や日用品をストックする場所としてお使いいただくのはもちろん、生活感が出る家電や調理器具をお客様に直接見えないよう収納したり、使用頻度が低い季節家電製品などをすぐに取り出せるように置いておく収納場所として活用したりと、パントリーの使い方は様々です。ご家族のライフスタイルに合わせて使ってもらいたい場所になります。

ワークスペース（スタディスペース）

テレワークやリモートワークが増えている中、いま家づくりに求める条件のひとつとして「ワークスペース」が欲しいという方も多いのではないでしょうか。

ワークスペースとして以外にも、子どものオンライン授業やスタディスペースとして利用するなど多目的に使うことができとても便利です。

ワークスペースを考える際は、周りの音や配置を考慮することや、コンセントの位置や数にも気を付けることなどがポイントになるでしょう。

庭・テラス

家にこもりっぱなしだとストレスが溜まってきませんか？そんな時に少しでも木の緑や花などの植物が目に入るとリラックスできますよね。庭やテラスなどは家の中からでも眺めることができ、リフレッシュできるスペースとしておすすめです！

緑を眺望するだけでも安らげる癒しの場所になりますが、庭やテラスで食事やティータイムを楽しんだり、家族や友人を呼んでアウトドア感覚でバーベキューをしたりと、活用方法も様々です。ご家族の希望に合った空間を作り出せます。

ストレスフリーな設備・仕様に！

日常生活を送るうえでは、少しでもストレスが生じない家づくりをしなければいけません。

ストレスフリーに結びつく設備・仕様をいくつかご紹介します。

防音性・遮音性

おうち時間が増えている近年、防音性や遮音性への関心がとても深まっています。

家で過ごす時間が増えてきているため、特に外からの音、例えば車やバイクの音、犬などのペットの鳴き声、近隣の生活音だったりと、不快に感じる音は人により違いますが、様々な音を気にする方が増えてきています。

また、ご自宅から出る生活音を気にされる方も多いです。おうち時間が増え、大音量で音楽を聴いたり、ホームシアターを見たりと生活様式が変わってきていることもひとつの大きな要因になっているようです。

換気システム

通風に優れた住宅に住みたいという条件をお持ちの方が増えてきています。

住宅において、風通しが良い環境の土地なのか、また換気性能に優れた住宅であるかどうかが重要になってきます。

換気システムがあると、各部屋の空気を空調機器で循環させて空気をキレイにしてくれることから、窓を開けることなく排気口等から換気することができます。

室内窓

室内窓を設けることで、インテリアとしてオシャレなだけでなく、採光や通風も確保できるようになります。また、室内窓があることにより閉鎖的な空間から開放的な生活空間へ大きく変化します。

室内窓があると、小さなお子さまなどを見守ることもでき、家族のつながりを持つ空間にすることもできます。

オープンキッチン

オープンキッチンとは壁やカウンターなどの仕切りが無く、キッチンとリビング・ダイニングの空間が一体型になっているものです。そのため、開放的なスペースとなり、コミュニケーションがとり易くなり家族との会話が弾みます。

実用性の高い家事ラク収納

間取りでご紹介したものと関連してきますが、収納はファミリークローゼットやパントリーなどが有効的です。またウォークインクローゼットも収納をスッキリさせる最大のポイントです。

快適な生活が送れるよう使い勝手を考え、設置する場所・収納量を考慮しながら後悔のない間取りにしたい場所になります。

家事効率が高まる収納方法は時短に繋がります。つまり家事ラクに繋がるという訳です。家事ラク収納で暮らしを快適にしましょう！

掃除が簡単になる設備を！

毎日使うお風呂や洗面所、キッチンなどは日常的に使用する場所なので、掃除も大変になってきますね。掃除がしやすい材質や素材にすることにより、日頃の掃除が楽になり、汚れも溜まりにくくなります。少しでも日頃のストレスを溜めこまないように考えたい部分ですね。

他にも、凹凸の少ない間取りや、コンセントの位置を考えたり、生活動線を意識するなど、掃除がしやすい間取りを考えることも重要です。

自然とつながる空間を

近年、リモートワークなどの働き方の変化により、郊外に広い住まいを希望する人も近年増加傾向にあるという統計が出ています。

郊外の広い土地に住居を構え、ゆったりとした空間を作り出すことで、豊かな暮らしを楽しむ方が多くなってきているようです。

しかし、広い土地だから豊かな暮らしを得られるという訳でもありません。狭い住居空間でも、豊かな暮らしは作り出せます。例えば、狭い住居空間の中でも窓が少ないと、閉鎖的な空間になり息が詰まってしまいますよね。

そこで、少しでも自然とつながる空間を作り出すことで、開放感を演出することができます。そのためにも重要になってくるのが、日当たりの良さです。

例えば、四方壁だけの空間に一つだけ小窓があるとします。その小窓から外の景色が見え、太陽の光が室内に差し込むことで自然のぬくもりを感じさせてくれます。少しでも抜ける空間があると、息苦しさを解消でき快適に過ごせます。

光の取り込み方を考えて空間を設計するのもいいですね。

生活の中で自然とつながるスペースが生まれると、日々の暮らしを有意義にしてくれますよ。

くつろげるスペースづくり

自分がリフレッシュできる空間をつくる…住宅設計においてはくつろげるスペースは重要なポイントではないでしょうか。

健康に気を付けている方はヨガなどをするスペースだったり、読書に没頭できる空間、また子どもと一緒に遊べるスペース、趣味の作業スペースなど、ご家族の生活に合った空間を作り出すことで、ストレスを溜めこむことも軽減されていきます。

趣味を楽しむスペース

日々、家事や育児、仕事などに追われている生活の中で、趣味を楽しむ時間をご家族で共有することが多くなってきていますよね。そのため、居住空間の中に趣味を楽しむスペースをつくるご家庭も増加傾向にあります。

例えば、庭やテラスなどは、ガーデニングやDIY、アウトドアなど、幅広く活用できるスペースとして多様化してきています。他にも、ホームシアターの空間を作ったり、和のくつろぎスペースを作るなど、おうち時間を楽しめる空間づくりも人気です。

近年では広々とした間取りが好まれるため、その広々としたスペースに家族が集まることができて、一緒に趣味を楽しめるような空間設計にするのもいいですね。

気分の上がるインテリアに

外出自粛などによるおうち時間で住環境への意識が高まっているため、インテリアに目を向ける人も多いです。そのため、新築住宅や建てかえの際にインテリアにこだわるお客様も増えてきているのが現状です。

ご家族の希望のインテリアにすることで、リフレッシュできる空間になり、快適な暮らしを送ることができます。

例えば、部屋の壁紙の色を変えてみるのもおすすめです。各部屋を自分好みに演出できるため、様々に違った空間を作り出すことで楽しむことができます。

自分好みの壁紙にしてリラックスできる住まいづくりをするのもいいですね！

無垢材のある家

無垢の素材は柔らかい風合いで、見た目にも心にも落ち着くことのできる素材です。人や環境にも優しいうえに心も癒される無垢材は深い温もりを与えてくれます。

セイカホームでは無垢材を使った家を建てることができます。カラーや風合いも豊富なラインナップを揃えておりますので、自分好みの空間を作り出すことができます。

無垢材を使った家づくりは、耐震性能を維持しながら大空間を確保でき、暮らしにゆとりと開放感を演出してくれます。しかも、外皮性能（窓・断熱材）に加え、一次エネルギー消費量が省エネ基準より10％削減のエコ住宅なんです。

無垢材という自然素材ならではの空間美を日常とする贅沢な暮らしは、家族を優しく包み込んでくれますよ。

まとめ

今回ご紹介した内容はいかがでしたでしょうか。新しい生活様式に変わっていく中で、有意義なおうち時間を過ごせるよう、ご家族の望む暮らしを考えた『家づくり』について話してみてはいかがですか。

私たちセイカホームでは商品満足だけではなく、お客様の心の満足を第一に考え家づくりのサポートをさせていただきます。より良い暮らしをしていただけるよう、おうちのお役立ち情報を随時ご紹介しています。

おうちのお役立ち情報一覧はこちら。

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