【かんたん解説】家づくりに関する「住宅用語」をまとめてみました《あ行・か行編》

はじめに

家づくりを進めていく際には、様々な書類やカタログや図面をみたり、いろんな人との打ち合わせを行ったりする機会が多々発生します。

そんな時に「あれ?今まで聞いたことない用語が?」「〇〇って何の意味だっけ?」となることもあるかと思います。分からない用語や単位はその時に調べたり、相手の方に尋ねてみたりしても解決できると思いますが、その用語や単位が意味するものをしっかり理解しておけば、とてもスムーズに家づくりは進みます。

家づくりのスタート~マイホームの完成の期間までにはたくさんの用語や単位を見聞きすると思います。そこで今回は、住宅に関する用語や単位について、数回に分けて50音順で解説していきたいと思います。

家づくり用語【あ行】

R(あーる)

R(アール)とはRadius(レイジアス)の略で、曲線や曲面のことをいいます。また、曲線・曲面の寸法を表す単位でもあります。

例えば図面などにR50と記載されている箇所は、「そこは半径50㎜のカーブになっていますよ」という意味になります。

RC造(あーるしーぞう)

RC造とは住宅の構造の種類で、鉄筋コンクリート(Reinforced-Concrete)構造のことをいいます。鉄筋コンクリート(鉄筋とコンクリートを組み合せた構造材料)を用いて柱や梁(はり)、床などを造ります。木造構造より耐震性、耐火性、耐久性に優れています。マンションや大型の建造物などにも多く採用される構造です。

アンカーボルト(あんかーぼると)

アンカーボルトとは、木造住宅の土台や鉄骨の建物の柱脚部などを、基礎にしっかり固定するための接合金物のことをいいます。アンカーボルトの素材にはステンレスがよく使われます。基礎のコンクリートの中に埋め込んだアンカープレートとアンカーボルトを連結することで、建物の耐震性を上げる効果があります。

板目(いため)

板目とは原木から木材を切り出す際に、木の年輪に対して平行(もしくはそれに近い)角度で切り出した木面のことをいいます。板目は木面に表れる美しい木目が特徴です。住宅に使われる木材の多くはこの「板目木取り」で行われます。

1616サイズ(いちろくいちろくさいず)

1616サイズは浴室の広さを示すもので、160cm×160cmの広さの浴室のことをいいます。「1坪タイプ」といわれることもあります。セイカホーム では標準の浴室サイズにこの1616サイズを採用しています。一般的な住宅では、浴室を1616サイズにすれば、足を伸ばして入れるくらいの大きさの浴槽をつけることができます。

内断熱(うちだんねつ)

内断熱(工法)とは、建物の断熱工法の1つで、天井、壁の中、床下、柱と柱の間などの建物の躯体内の隙間に断熱材を充填(じゅうてん)する工法のことをいいます。内断熱は「隙間断熱材」というプラスチックや天然系繊維の断熱材を、天井や柱や隙間に入れて行います。
他の断熱工法の「外断熱」より一般的で、施工のコストを抑えることができます。反面デメリットもあり、建物の軸組の部分や構造材の部分は断熱の作用が働かないため、湿気がたまりやすくなることがあります。

ウレタン吹付(うれたんふきつけ)

ウレタン吹付とは工場で製造されるウレタン断熱材ではなく、家の建築現場で発泡吹付機を使用し、壁面や天井面等にウレタンを吹付ける断熱工法のことをいいます。ウレタン吹付は工場で大量生産・成型される断熱材に比べると、現場ごとに吹付の作業を行うため、施工のコストは高くなりますが、壁面や天井面の形状に合わせて隙間なく断熱材を入れることができます。セイカホームでは高い断熱性と気密性を確保できる現場発泡ウレタン断熱材「ダルトフォーム」を採用しています。

FRP(えふあーるぴー)

FRPとは、Fiberglass Reinforced Plasticの略語で「繊維強化プラスチック材」のことをいいます。FRPは優れた強度と耐久性があり、かつ軽量な素材です。加えて腐食や水・紫外線などにも強く、屋外使用にも適しています。このような特徴から、住宅においては浴槽や浄化槽、貯水槽など幅広く使用されています。

LED(えるいーでぃー)

LEDは発光ダイオード(Light Emitting Diode)を略したもので、電気が流れると発光する半導体の一種です。住宅の設備では主に室内外の照明などで幅広く利用されています。特に照明に関しては、蛍光灯より省エネかつ長寿命という特徴があるため、一般家庭にも普及しています。
ただし、現状では蛍光灯に比べて価格が高くなるため、その点はデメリットともいえます。

オーバーハング(おーばーはんぐ)

オーバーハングは、建物の下の階より上の階が張り出し、スペースが広くなる設計になっていることをいいます。下の階より張り出した上の階の部分を「キャンティ」といい、スペースとしては居間やベランダなどによく使われます。またキャンティの下の部分は駐車場やデッキなど、別の目的のスペースとして使う事もできます。また、ベランダや庇などのように外壁面よりせり出した部分もオーバーハングといいます。

応力計算(おうりょくけいさん)

まず応力とは、物体にある力が加わった際に、物体の内側から発生する抵抗力のことをいいます。応力計算は、住宅など建物の設計に必要な各部の応力を求めるために行う計算のことをいいます。予想される外力に対して各構造部材に生じる「曲げ応力」や「剪断(せんだん)応力」「軸方向力」「ねじり応力」などを求めます。住宅の応力は耐震性など住宅の強度に直結するため、重要な要素といえます。

大壁造り(おおかべづくり)

大壁造りは、部屋の柱などを壁面の中に収める壁の構造のことをいいます。現在の一般的な洋間の壁の形式になります。対照的に和室などは部屋の柱が見える「真壁造り」がよく用いられます。本来、日本の住宅建築は真壁造りが主流でしたが、現在は壁の下地に石膏ボードを貼り、その上にクロス(壁紙)を貼って仕上げる大壁造りが主流となっています。

家づくり用語【か行】

確認申請(かくにんしんせい)

確認申請は「建築確認」の申請のことです。建築確認とは住宅建築の際、その建設計画が建築基準関係規定等に適合するか「建築主事(地方公共団体の有資格職員)」又は「指定確認検査機関」が審査する制度のことをいいます。新築住宅の場合、住宅会社や設計者などが代理人となって申請業務を行うのが一般的です。確認申請の際には地方公共団体や指定確認機関に「申請手数料」を収める必要があります。合わせて代理人となる住宅会社などが確認申請を代行する費用もかかります。

火災警報器(かさいけいほうき)

火災警報器は天井や壁の上部に取付けられ、火災の熱や煙を感知し警報を鳴らす器具のことをいいます。現在、新築住宅においては2006年6月より取付が義務付けられています。火災警報器には、主に熱を感知する「熱式警報器」と煙を感知する「煙式警報器」の2種類があります。

火災保険(かさいほけん)

火災保険は、火災や落雷、爆発、風災、雪災などにより被害を受けた場合に補償される保険のことをいいます。住宅の場合は、建物と家財が火災保険の対象(保険の目的)になります。
万が一、住宅ローンを組んで家を建て、その返済中に火災が起きた場合、建物にかけた火災保険の補償をローン返済に充てることができます。「フラット35」を利用の場合、借入額以上の火災保険をかけることが借入条件のひとつになっています。注意点として、地震などによる火災は火災保険の補償対象にならない場合が多いので、保険内容を確認の上、地震保険へ加入しておくとさらに安心です。

家財保険(かざいほけん)

家財保険は、住居の中の生活関連品(例えばパソコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの家電やAV機器、テーブル・タンスなどの家具、洋服等の動産一式)を対象にかける火災保険のことをいいます。家財保険の補償額や保険の対象範囲、火災以外の損害(漏水等)に対する特約、支払保険料などは各保険会社によって異なります。

瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)

瑕疵担保責任は、建てた住宅などに隠れた瑕疵(キズや欠陥、不具合など)があった時に、売り主(住宅会社など)が買い主(建築主・施主)に対して負う責任のことをいいます。瑕疵のため2000年4月「住宅品質確保の促進等に関する法律」が施行され、新築住宅の基本構造部分においては完成引渡し後、10年間の保証が義務付けられました。また、2006年12月には宅地建物取引業法と建設業法が改正され、瑕疵担保責任履行に対する保険加入の有無について、書面での交付が義務付けられました。

基礎(きそ)

基礎とは地面の上に設けられ、建物を支える鉄筋コンクリート製の構造物のことをいいます。基礎にも種類があり、敷地の状況や建物の重さなどにより「ベタ基礎」「布基礎(ぬのきそ)」「深基礎(ふかぎそ)」など基礎の造り方は変わります。「土台」といわれることもありますが、正確には基礎の上に敷かれ柱や床を支える役目をする木材のことを土台といいます。

管柱(くだばしら)

管柱は多階層の建物の中で「その階だけ」を支える柱のことをいいます。例えば1階の管柱であれば1階の床から2階の床までの長さの柱が管柱になります。管柱の断面は正方形で、太さは「3.5寸角(105㎜角)」や「4寸角(120㎜角)」のものがよく使われます。当然、太ければ太いほど頑丈になります。

建築面積(けんちくめんせき)

建築面積とは「水平投影面積(すいへいとうえいめんせき)」のことをいいます。水平投影面積は建物を真上から見たときの面積になります。それぞれの土地で建てられる建築面積は、「敷地面積」(土地全体の大きさ)と行政により定められた建蔽率(けんぺいりつ)によって上限の面積が決まります。

建蔽率(けんぺいりつ)

建蔽率は「敷地の面積に対する建築面積の割合」のことをいいます。例えば、100㎡の敷地に建築面積30平方メートルの建物を建てる場合は、建蔽率は30%になります。建蔽率は行政によりそれぞれの土地に定められており、その建蔽率を超える大きさの建物を建てることはできません。

剛床構造(ごうしょうこうぞう)

剛床構造とは、床の構造のひとつで、床に何層にも材料を重ね、丈夫な床構造とする構造のことをいいます。従来の床工法では、根太(ねだ)と呼ばれる床板を支えるために渡す角材を使用するものでした。剛床工法では根太を使用せず、下地の合板を厚くして梁に直接留め付けます。別名で根太レス工法ともいいます。

構造材(こうぞうざい)

構造材とは家を支える骨格となる場所に使用される材料のことを言います。主な構造材は柱(はしら)や梁(はり)などが挙げられます。長期間にわたり家を支え、地震や台風などの外圧にも耐える必要があるので、構造材には耐久性・強度の高い材種を使用するのが安心です。

構造用面材(こうぞうようめんざい)

構造用面材とは、柱・梁といった構造材と組み合わせて使用され、構造材と共に地震や台風など建物にかかる力を支える面状の材料のことをいいます。主な構造用面材には壁や床などが挙げられます。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回家づくりに関する用語の【あ行】と【か行】の解説をさせていただきました。なかなか聞き慣れない、馴染みのない用語も中にはあるかもしれませんが、家づくりをスムーズに進めていくために理解しておくと、きっともっと家づくりが楽しくなると思いますよ!。この記事を読んでいただいた方のお役に立つことができれば嬉しいです!それではまた!

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