【ベストな家事動線】で暮らしの質を向上させ快適な住まいに!

はじめに

私たちの暮らしの中で「家事」は毎日の作業ですよね。家事は時間と労力が伴いとても重労働です。実際に生活している中で「ここが不便だな」「ちょっと窮屈だな」など感じたこと、思ったことはありませんか?
毎日の生活の中で不便だと思いつつもそれが当たり前になっていき、特に深く考えることもなくなっているかもしれません。

お風呂に入る、トイレに行くなど、家の中には人が動くことによって生まれる『動線』があります。特に住まいの中で重要になってくる動線は「料理」「洗濯」「掃除」などの『家事動線』です。住まいの中に効率的な家事動線を生み出すことによって生活が向上し、今までなかった新たな時間が作りだされ居心地のいい住まいに、きっと変わっていくことでしょう。

そこで今回は家の中の「動線」についてのお話です。自分たちの家事動線を考え、効率的でストレスのない家事動線を見つけていきましょう。

生活動線とは?

住宅の中でいう『動線』とは、日常の生活や暮らしの中で人が移動する経路や人の動きを線で表したもののことをいいます。人の動きを図面化することで分かる動きになります。

生活動線は朝起きてから夜寝るまでの一日の生活の動きを線で表したもののことです。生活動線には大まかに『家事動線』『衛生動線』『来客動線』『通勤動線』にわけて考えることができます。様々なシーンの動線を考えることで、どれがより効率的な動線なのかが見えてきます。

動線1:家事動線

『家事動線』は洗濯、掃除などの家事をする際に出る動線のことになります。例えば、料理をしているときに上の棚の物を取ろうとする動作も線で表すと、上の棚の部分と調理中のシンクの場所を線でつなぐことで一本の縦の線で描くことができます。その線を『家事動線』と言います。家事は毎日のことなので、いかに間取りを工夫して動線をショートカットできるかが問題になってきます。

動線2:衛生動線

『衛生動線』とはトイレや浴室、洗面所などの水回りへ行くための通り道のことをいいます。私たちが生活するうえで必要不可欠な動線でありシンプルで動きやすい動線にしなければいけません。

動線3:来客動線

『来客動線』とはお客様を玄関から廊下を通り客間やリビングまで案内するのに必要な動線です。家の中の絶対に見せたくないプライベートな部分ってありますよね。いつもきれいに片付けておきたいものですが、たくさんの洗濯物を部屋に取り込んだばかりの時に不意の来客…なんてこともあるかもしれません。

そんなプライベートな部分をいかに回避して案内できる動線にするか、また、プライバシーを守りながら案内できるような間取りにするのかが必要になってきます。また、客間やリビングからトイレまでの動線も考えたほうがいいでしょう。なんにせよお客様の目線に立って考える必要があります。

動線4:通勤動線

『通勤動線』とは学校や会社に出かける際の動線のことを指します。生活動線と共通しますが、主に朝の身支度をするのに利用する洗面所やクローゼット、ダイニングなどの間取りを中心に動線を考えます。

このように、生活するうえでたくさんの動線があるのですが、ご自身の暮らしの動線を考えることで、無駄な動線が見え、またその作業を省くことにより時短となり、家事にも余裕が生まれてきます。その時間を別の作業や自分の時間に充てることができ、時間を有効に使うことができるようになるので、とても効率的です。

家事動線は暮らしの中で変化していく!

さて、この生活動線についてのポイントです。まず、生活動線においては、家事動線が一番のポイントになってきます。「家事動線を考えること」は「家事を楽にすること」の第一歩になります。ですが、一言に家事と言っても掃除、洗濯、料理などたくさんの家事があります。

他にもこまごまとした家事が日々の生活の中でたくさん生じているかと思います。例えば、子どもがお茶をこぼしてしまったというような動作も突発的な家事にあたります。

その他にも「家族が増えた」「ペットを飼いだした」など、暮らしの中での変化によっても生活動線は変わってきます。また、長く住み続けると家具や家電など物が増えてきたりします。「物が増える」ことによって部屋の間取りが変わることも生活動線の変化に繋がります。

日々の暮らしの中では気にしなかった部分に目をつけ、「ここにこの家具があるから通りにくいのかも?」「この家電品はあそこにおいた方が使い勝手がいいかも?」などの気づきが生まれることがあります。当たり前になっている部分を改めて別の視点で見てみるのもおすすめです。

暮らしの間取りと動線計画

理想の間取りは「動線計画」を考えることで見えてきます。動線の動きや量を予測して設計に生かすことを動線計画といいます。家族が暮らしやすく快適に生活できるようにするには、家事動線・衛生動線・来客動線・通勤動線の生活動線が、お互いに邪魔をしないような動線計画になっていることが望ましいといえます。

例えば、朝から人が多く出入りする場所として洗面脱衣所が挙げられます。顔を洗ったり、歯磨きしたり、洗濯をしたりと時間帯によっては家事動線と通勤動線が交わってきます。動線計画を考えることで、それぞれの動線がお互いに干渉しないような、快適な生活環境をつくる間取りを考えていくのです。動線計画においては水回りの間取りの配置などは特に重要になってきます。

他にも、家事の中で洗濯は衣類を洗濯し、干して、乾かした後に取り込んで、畳んで棚に直すという作業も、時間もかかり労力も使う大変な作業です。そんな洗濯物を干したり畳んだり仕分けたりアイロンをかけたりする作業を、あちこちに移動することなく一カ所で済むような間取りにできれば、家事動線が短くなり、時間と労力を効率化することができます。

また、洗濯を干す場所も洗濯する場所の近くに配置できるよう考えておくと、洗濯した後にすぐに干すことも出来ます。それだけでなく、急な雨などの天候の変化などにも対応しやすくなります。

回遊動線を作る!

「お米を運びたいけど玄関から保管場所までが遠い…」「キッチンから洗面所に抜けられたら便利なのに…」みたいに感じたことはありませんか?特に家中を歩き回るお母さんは気になったりすることがあるかもしれません

スムーズで効率のよい動線を考える場合によく用いられるのが「回遊動線」です。回遊動線とは家の中に行き止まりがなく、ぐるっと回れる動線のことです。
壁や扉などの仕切が少ないオープンな間取りは、生活動線においても有効的です。回遊している部屋はつながっているので動線がショートカットできます。動線を短くすることでストレスを軽減し、時短につながり、効率的な家事が行える住まいになります。回遊動線を取り入れる場所としては洗面所やリビング、玄関など、忙しい時間帯に家族が密集することが多くなるような場所がおすすめです。また、壁や仕切りが少なくなることで開放感も生まれます。これから家を建てようとお考えであれば、この回遊動線を間取りに取り入れてみるのも良いと思います。

物の定位置を決める!

効率良い間取りにするために考えるべきことは「物の定位置」です。物の位置を決めるのには、使う物の目的とその動線が重要になってきます。更に、使う物も部門ごとに分けて定位置を決めることで効率的な生活動線が生まれます。まずは家族のひとりひとりが、自分の行動をもとに動線を描いてみることです。そうすることで家の中で各々の動きが可視化されるので、無駄のない動線のための定位置が見えてきやすくなります。

家族で共有する収納場所を作る!

家族それぞれの動きがわかった上で、今度は家族みんなで使う物などを共有する収納場所を決めると良いでしょう。各々が必ず使うものを一つの共有場所にまとめること「あれはどこ?」など場所が分からなくなることも少なくなり、部屋をあちこち回って物を探す手間と時間を減らすことができます。

効率のよい動線を作る3つのポイント

では最後に、効率の良い動線を作るためのポイントを3つほど挙げてみます。ぜひ参考にしてみてください。

ポイント1:玄関に共有の収納スペースを作る

家族で共有する収納スペースとして便利なのは玄関です。玄関に家族共有の収納棚を作り、そこに家族みんなが使うマスクやティッシュ、カイロなど、出かける際に必要なものを収納しておくと、気づいたときに部屋に戻ることなく、そこから取り出してすぐに外出することができます。

ポイント2:キッチンの食洗器と食器棚を近くに配置する

毎日の生活、家事においてはキッチンは非常に重要な場所です。できる限り無駄のない動きが取れるような間取り、配置を考えましょう。シンプルかつ効果的な方法は、キッチンの食洗器と食器棚を近くに配置することです。

食洗器で食器を洗い終わったら、すぐに食洗器から食器棚に直すことができれば家事動線が非常に短くて済みます。食器洗いと収納は毎日、毎食後にしなければいけないことなので、少しでも時間を短縮出来るほうがいいですよね。

ポイント3:パントリーに勝手口を付ける

パントリーに勝手口を付けることで、外から買い物した重たい荷物や大きな荷物を直接運びこむことができます。車庫やカーポートから勝手口のアクセスがしやすい間取りだとさらに効率が良くなります。

また生活ゴミ、特に生ゴミなどはキッチンで出るものです。基本的にパントリーはキッチンの周りに設置しますので、パントリーの勝手口から楽に生ゴミを外に出すこともできるようになります。

《まとめ》

家事は毎日のことです。家族の誰もが作業しやすいような家事動線を考えなければいけません。自分たちのライフスタイルに合った家事動線をご家族の中でも話し合ってみてはいかかでしょうか。無駄を省き動きやすくすることで、快適な暮らしが送れるようにしましょう。

また、子どもが増えたりすることで家族構成は変化していきますね。それに合わせて暮らしのスタイルや生活の動線も変化していくため、時々は今の家事のやり方と、そのための動線について見直し、変えられるところを改善していくことで、住みよい暮らしをしていただけたらと思います。

家事動線を考えて頂くことで家事の時短になり、生まれた余裕の時間を、少しでもご家族と一緒に過ごす時間などに充てていただけたら素晴らしいことだと思います。

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