マイホームメンテナンスはしっかりと!大切な我が家を長持ちさせるコツ【外壁・屋根】
待ちに待った、夢のマイホームでの暮らし。綺麗な新居での生活を、少しでも長持ちさせたいですよね。
「マイホームメンテナンス」と言っても、毎日のお掃除から数十年に一度必要となる補修工事など、タイミングや方法も様々。特に将来まとまった額の修繕費がかかってしまう箇所は、事前に把握しておく必要があります。
今回は、マイホームの顔となる「外壁」と「屋根」のメンテナンスについてご紹介!日頃から頻繁に掃除ができるところではないので、そもそも外壁のメンテナンスとは?とピンときていない人も多いかもしれません。
しかし外壁や屋根は、太陽光や雨風によって確実にダメージが蓄積されてしまうので、適切なタイミングでのメンテナンスをして、少しでも長持ちするようにしましょう。
セイカホームの標準仕様【サイディング系外壁】
近年ハウスメーカーでの取り扱いが増えていて、弊社の標準仕様にもなっている【サイディング系外壁】のメンテナンスについてお話しします。
そもそも【サイディング】とは?
住宅の外壁の貼る人口外壁材のこと。サイディング材は「窯業系」「金属系」「木材系」「樹脂系」の4つの種類があります。その中でもハウスメーカーでの取り扱いが多い「窯業系」と「金属系」のサイディング材についてご説明!
窯業系(ようぎょう)サイディング【弊社標準仕様】
セメントと木質系成分を混合して作られた人工外壁材。セメント系の素材強度と木質系の特性である断熱性を最大限生かし、表層部のガラス質のコーティングで耐久性も確保。耐震性・耐火性が優れており、それに加えて施工の簡単さやバリエーションの豊富さから、7割以上のシェアを占めている。
金属系サイディング
窯業系サイディングの次にシェアが多い金属系サイディング。原料はガルバリウム鋼板やアルミ、ステンレスなどです。窯業系サイディングよりも価格は高く、その分耐久性が高いと言われています。耐久性・断熱性に加え、防音性に優れており、年々人気が高まっている外壁材です。また、新築戸建てでは窯業系サイディングがほとんどですが、リフォームで用いる外壁材としては金属系サイディングの方が人気だそうです。
窯業系サイディング外壁のメンテナンス方法
窯業系サイディング外壁のメンテナンスは、
・コーキングの補修+塗装の塗り直し
・リフォーム(重ね張り・張り替え)
を行います。
コーキング材は劣化とともに剥がれてくるため、古いコーキング材を剥がし新しく注入します。コーキングの剥がれを放置しておくと、外壁の隙間から雨が入り込んで、雨漏りや内部の腐食、カビの発生などの原因になります。
その後、汚れやサビを落とし、上から塗装してメンテナンス完了です。
重ね張りは、既存の外壁の上から新たな外壁材を張ることです。(この場合、ひどい劣化がないことや、上から貼る外壁材の種類に制限があります。)
外壁メンテナンスのタイミングと費用
通常、外壁メンテナンスは「10年が目安」と言われています。外壁材の保証期間も10年のことが多いのはこのためです。
サイディング外壁は7〜10年に一度塗装メンテナンスが必要です。築30年ほどで丸ごとリフォーム(重ね張り・張り替え)する人が多いようです。
・コーキングの打ち直しは、1,000円前後/㎡
(ただし、コーキング材を購入し自分で補修することも可能です)
・塗装の塗り直しは、100万円前後が相場です。
・張り替えは、150万円〜250万円が相場です。
※塗装とリフォーム(重ね張り・張り替え)は施工面積によって費用に幅があります。
外壁メンテナンスが必要な劣化症状
サイディング以外の外壁材でも、コーキングをしている外壁は剥がれが見られ出したらメンテナンスを検討した方が良いかもしれません。
その他にはこんな症状が出た際も注意が必要です!
・ヒビ割れ
・カビ
・天井や壁のシミ
・雨漏り
特に天井や壁のシミや雨漏りが見られる時は、何らかの理由で雨水が家の内部に浸透してきているので、早急に対策が必要な場合があります。
セイカホームの標準仕様【コロニアル屋根】
屋根は太陽光や雨の影響を大きく受けるため、塗装の劣化が進んでしまいます。特に紫外線を浴びることで、どうしても色あせが起きてしまいます。
セイカホームの標準仕様の屋根材は「コロニアル」です。
「コロニアル」とは、ケイミュー(旧クボタ松下電工外装株式会社)が販売する屋根瓦の商品名・ブランド名です。素材は、セメント基材とパルプ繊維で、「スレート屋根」に分類されます。
コロニアル屋根は、軽量でバリエーションが豊富、施工が簡単なので、最も多く使用されている屋根材です。
コロニアル屋根のメンテナンス方法
コロニアル屋根のメンテナンスは、基本的に塗り直しです。塗り直しを行うことで、撥水性や遮熱性、コロニアル自体の耐久性を補強します。
屋根に大きな劣化が見られる場合や、屋根材そのものに寿命がきた場合は下地板と屋根材をすべて取り替える葺き替え(ふきかえ)を行います。
屋根本体のメンテナンスと合わせて、屋根の頂点にある棟板金(むねばんきん)もチェックしておきましょう。棟板金を固定している釘が、棟板金の膨張や揺れなどによって、徐々に緩んでしまいます。釘が抜けてしまうとそこから雨水が入り込み、中の貫板(ぬきいた)に腐食が進んでしまい、貫板の交換が必要になる場合があります。
コロニアル屋根メンテナンスのタイミングと費用
屋根はあまり視界に入らないので、劣化の症状に気づきにくい箇所でもありますね。外壁同様、屋根も素材によって耐用年数が異なるので、事前に把握しておきましょう。
コロニアル屋根のメンテナンスのタイミングは、塗り直しが10年に1度、葺き替えが30年に1度と言われています。
セイカホーム標準仕様【コロニアル屋根】は耐用年数が20〜30年と種類によって差があります。
そもそも耐用年数=メンテナンスのタイミングではありませんのでご注意を!
適切なメンテナンスによって壁や屋根、そして家全体を長持ちさせますので、早めのメンテナンスを意識しましょう。
・塗り直しは、40万円〜80万円程度
・葺き替えは、150万円〜200万円程度
※塗装と葺き替えは施工面積によって費用に幅があります。
耐久性の高い金属系屋根材【ガルバリウム鋼板屋根】
弊社でも取り扱いがあり、近年耐震性の高さなどから注目されている「ガルバニウム鋼板(こうはん)屋根」
アルミニウムと亜鉛を主とした金属板の屋根材のことで、アルミニウムの錆びにくい特性と亜鉛の錆を防ぐという特性を合わせ持った、耐久性の高い屋根材です。金属系屋根材の中では、耐久性やバリエーションの豊富さなどの総合的なバランスが取れていて、最も人気の屋根材です。
コロニアル屋根よりも価格が高く、施工も難しいと言われていますが、その分耐久性があり塗り直しもあまり必要ないといったメリットもあります。また、金属でできているため、コロニアル屋根よりもシャープな印象を与え、スタイリッシュなデザインが好きな人に人気があります。
ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス方法
ガルバニウム鋼板屋根のメンテナンスは、コーキングの補修・打ち替えと、年に数回晴れた日に水をかけてあげることで、より汚れがつきにくくなります。(海が近い場合や、酸性雨が降る地域は、水をかける頻度を増やした方が良いでしょう。)この時、高圧洗浄機で水をかけてしまうと、凹んだりして浸水につながる場合がありますのでご注意を。
屋根メンテナンスが必要な劣化症状
屋根の劣化症状は壁と類似していますが、
・色あせ
・屋根のシミ、雨漏り
・カビや藻
・ヒビ割れ
・サビ(金属系の場合)
が挙げられます。
屋根の溝などに雨水が溜まり、カビや藻の原因となってしまいます。定期的な塗り替えを行うことで対策しておきましょう。
外壁・屋根メンテナンスまとめ
外壁や屋根は、内装部分とは違い日々紫外線などで確実に劣化が進んでいく箇所です。
今回紹介した、サイディング外壁やコロニアル屋根以外にも様々な種類があり、商品によっては耐久性が強く「メンテナンスフリー」と紹介されているものもあります。
しかし、「全く劣化しない」という意味ではなく「劣化がしにくい」ということなので、メンテナンスのことは頭に入れておいた方が良いでしょう。
昨今の予想を超える気候は、予期せぬ破損を招く恐れがあります。ヒビ割れなどの目に見える破損が出た場合は、早めの対処を心がけることで、将来的なメンテナンス費が大きく変わってきます。
ヒビ割れや破損を放置しておくと、内部の腐食や防水シートの破損などに直結してしまうので、早期に大掛かりな補修をしなくてはいけないケースもあります。
家づくりの中でよく耳にする「住宅ローン減税」ですが、「メンテナンスのために行う工事」も対象なので、ハウスメーカーに聞いてみるのもいいでしょう。(ただし施工面責や工事費用などの条件があります)
戸建てを建てたり購入した時点で、長期の高額なメンテナンス(またはリフォーム)の費用を把握して積み立てておくことで、「いざ」という時も安心できるようにきちんと対策を行いましょう。
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