犬と快適に暮らすための家づくりのポイント
犬を飼っている人が家を建てる際、大事なワンちゃんが暮らしやすい家にしたいですよね。
せっかく注文住宅で家を建てるなら、設計や床材、ワンちゃんのための設備など、愛犬のためにできることはたくさんあります。しかし、犬も犬種や大きさ、性格も様々なので、我が家の愛犬に合った家づくりが必要になります。
人も犬も快適に暮らせる家づくりをするために、どんなポイントを押さえれば良いのでしょうか。
今回は、犬と快適に暮らす家づくりのポイントを解説していきます。
犬の好きなこと・苦手なこと
犬にとってどんな家が快適で暮らしやすいのかを知るために、好きなことと苦手なことを把握しておきましょう。
犬の好きなこと
犬は動きが活発なため、お散歩や運動が大好きです。家の中でも走り回ったり、オモチャやボールを持ってきて「遊んで!」と要求することが多いです。運動不足になるとストレスを感じる犬も多いので、思いっきり動き回れるお家が好ましいです。
また祖先がオオカミだったことから、洞穴のような狭くて暗い場所が落ち着く傾向にあります。
犬は大事なものを土の中に埋めるのも特徴で、庭があるお家だと、好きなおやつやオモチャを庭に埋めていた、なんてこともあるようです。
犬の苦手なこと
犬は聴覚が優れており、大きな音を苦手に感じることが多いです。雷や花火などの振動を伴う大きな音には、不安やストレスを感じてしまいます。
また、とても寂しがりやな動物なので、1人でのお留守番が苦手な犬も多いです。
暑さも苦手なため、家の温度調整が大事になってきます。ワンちゃんがよく舌を出していることがあると思いますが、これは体温調節のために熱を放出するパンティングです。
1人でお留守番をさせる時も、室温が暑くなりすぎないように気をつけましょう。
犬も快適に暮らすための家づくりポイント
これから家を建てる人向けに、犬も快適に暮らすための家づくりのポイントをご紹介します。
すべりにくい床材をチョイス
一般的なフローリングなどの床材は、犬にとってすべりやすくペットの体に負担がかかってしまいます。
ペット用のフローリングや、コルクや無垢床などが適しており、ペット用フローリングには、汚れやキズに強く防臭効果があるものなど、メーカーごとに特徴があるので確認してみましょう。
毛や汚れを掃除しやすくする
犬と生活していると、どうしても抜け毛やトイレ周りの掃除をこまめにしなくてはいけません。
毎日のお掃除をしやすくするために、お手入れが簡単な床材を選んだり、ニオイ対策のために防臭効果のある壁を選ぶことをオススメします。
余裕のあるシューズクローク
シューズクロークとは、玄関とつながる土間収納のことで、靴だけでなく屋外用品を収納するのにも便利です。
犬の散歩グッズやペットキャリーなどを収納したり、ご家庭によってはドッグフードやトイレシートなどのペット用品のストックを置く場合もあるでしょう。
シューズクロークは少し余裕を持って設計することをオススメします。
玄関の近くにシャワースペース
お散歩から帰ってきたら、愛犬をキレイに洗ってあげたい人も多いと思います。
玄関横に汚れを落とすためのシャワースペースを設計すると便利です。
広いスペースを確保できない場合でも、手洗い場のようなシンクを設置しておくと、汚れたところを洗えるのでオススメです。
ワンちゃんだけでなく、人も家に帰ってすぐ手を洗えるので、感染症対策や花粉対策としても玄関近くの手洗い場は人気があります。
くつろぎスペースは天井を低く
犬は天井が低く壁に囲まれた場所を好む習性があります。ワンちゃん用のゲージを置くのも良いですが、せっかく家を建てるならワンちゃん専用のスペースを設計するのもオススメです。
デッドスペースになる階段下を使って、愛犬のくつろぎスペースを作る人が多いです。
外が見える窓を設置
1人でお留守番をすることもあるワンちゃんにとって、外が見える窓があると嬉しいですよね。
犬は、帰宅や来客の様子が気になったり、外の植物や鳥などに興味を持ったりします。可能であればくつろぎスペースの近くに大きめの窓を設置すると良いでしょう。
室内の段差はなるべくゆるやかに
犬にとって段差の上り下りは体への負担が大きく、椎間板ヘルニアになりやすいと言われています。
特にミニチュアダックスフンドやコーギーなどの足の短い犬種の場合、ケガの原因になったり段差自体を避けることも多いです。
リビング内など犬の行動範囲にどうしても段差を作る場合、段数を増やし1段の高さを浅くしたり、スロープを設置するもの有効です。
庭にドッグランを作る
庭がある家なら、ドッグランを作るとワンちゃんが喜んでくれます。犬は思いっきり走り回ることで、運動不足やストレスを解消します。
天然芝や人工芝にして走りやすい環境にする人が多いです。作る場合は、ワンちゃんが脱走しないように、フェンスを設置しましょう。
また、たくさん遊べるように、水飲み場やトイレスペース、植物やテラス屋根などで日陰を作ると、さらに愛犬も喜んでくれることでしょう。植物を植える際は、犬が食べたら危険な植物を植えてしまわないように、事前に確認しておきましょう。
家の中でも動き回れる間取りに
庭を作る広さがない場合も、家の中で自由に動き回れるよう間取りを工夫しましょう。
家の中で走り回ったり、ボールやおもちゃで遊べる空間を意識して設計しましょう。専用の部屋を作らなくても、廊下を回遊性のある設計にしたり、リビング周りの扉や段差を減らして、犬も自由に動けるようにすると、運動不足解消にもつながります。
広さや予算とのバランスを考えながら、無理のない範囲で間取りを考えてみましょう。
飛び出し防止・危険な場所に入らせない
玄関から家の外に飛び出してしまったり、包丁やコンロがあるキッチンに入っていたずらをしたり。ワンちゃんにとって危険な場所には、あらかじめ対策を考えておきましょう。
入ってほしくない場所には、ペットフェンスを設置できるように柱や壁を設計することをオススメします。
また、ドアもワンちゃんによっては開けられる可能性があるので、ドアのタイプも慎重に検討しましょう。
ニオイ対策
ペットを飼う上で必要不可欠なのがニオイ対策です。リビングやキッチンの近くにトイレを置くと、ニオイが広がってしまうことがあるので、廊下や外などに犬用トイレを設置することをオススメします。
また、壁や床も消臭や抗菌効果のあるものがあるので、ペット用の壁材や床材を選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回は、犬と快適に暮らすための家づくりのポイントについて解説しました。
犬も一匹一匹性格や好みも違うので、我が家の愛犬に合ったマイホームを設計しましょう。
犬も人も快適に暮らせる家を設計するために、愛犬との生活を具体的に想像しながら家づくりを進めるといいです。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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