育てしやすい家の条件!間取り・設備をご紹介
はじめに
新築、または注文住宅を欲しいなと思うタイミングのひとつには
・「子どもが生まれるから」
・「子どもが生まれたから」
・「子どもが小学校に入学するまでに子ども部屋が欲しいから」
・「小学校を転校させるのはかわいそう」
など、様々な子育てや子どものことを考えた理由があげられることが多いです。
小さなお子さんのいるご家庭にとって、安心して子育てできる環境こそ、住宅に望む重要な条件のひとつですよね。
しかし、実際に「子育てしやすい家」にしたいと思っていても、具体的にはどのような点に着目すればいいか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回は「子育てしやすい家の条件」を間取りや設備も含めてご紹介します。
これからマイホーム計画を始める方は、ぜひ参考にしてみてください。
効率的な家事動線や生活動線
子育てしながらの家事は、時間との戦いでもあります。
少しでも効率的に家事をこなすためには、家事動線や生活動線が良い間取りがベストです。
キッチンから洗面台、洗濯機置き場へスムーズに移動できる、キッチンへの動線が複数あるなど、効率的に家事をこなせる動線を考えてみましょう。
家事の中でも多くの時間が割かれているのが、掃除・洗濯・料理です。
「移動がしづらい」「物が取りづらい」などの毎日感じる小さなモヤモヤは、子育てとの両立となると大きなストレスになってしまうこともあります。
家事のやり方は人それぞれですので、自分なりの「家事動線」を想像してみることは、子育てしやすい家づくりにとって押さえておきたいポイントです。
毎日の家事を楽にするための家づくりの工夫を、例としていくつかご紹介します!
・各部屋のクローゼットを小さめにして、普段使いの服や小物が収まるファミリークローゼットを家事動線上につくる
・水回りを一直線にして、料理と洗濯、掃除などを並行して行える動線にする
・大型の食洗機を備えて食器洗いを軽減
・ガス乾燥機を備えて物干し時間を短縮
・掃除がしやすいよう、脚のない壁付けの収納や家具を配置
・ほこりが気にならないような色味の床材をつかったり、扉付きの収納で汚れから守り美観も保つ
・こまめに買い出しをしなくて済むように保冷庫やパントリーを備える
・2階ホールを活用した物干しスペースをつくる
このように、ここ数年は共働き世帯の増加と共に、家事ラクを目指して工夫したプランや設備も増えています。
たっぷりの収納
子どもの成長にともなって、子どもの荷物はどんどん増えます!
収納はある程度しまう「物」を決めて、幅と奥行を意識して造ると効率的です。
収納スペースがたっぷりあれば、居住スペースを広々と使うことができます。
また、収納する物には使用頻度があります。
毎日使う物や、毎日ではなくてもよく使用する物は、居室近くにある収納スペースへ、使用頻度が低い物は屋根裏収納がおすすめです。
注文住宅の間取りを検討する際は、その収納スペースをどの様に使うか、想定してみることも大切です。
子どもに視線が届く間取り
子どもの成長を考えた家づくりをする際に大事なのは、子どもの成長の一部分を切り取った間取りではなく、生まれてから自立するまで長いスパンを見越した間取りにすることです。一定の年齢以降に生活しづらくなるような家では、子育てしやすい家とは言えないかもしれません。せっかくのマイホームですので、0歳の赤ちゃんから大人になって家を出て行くまで快適にすごしたいですよね。
・間仕切りを設けないオープンなLDK。
・リビングを見渡せる対面キッチン。
・庭で子供が遊ぶ様子が眺められる大開口
・キッチンからも目が届くリビング横にプレイルーム(予備室や客間)を配置
・リビング横の予備室はお昼寝や子どもの着替えやオモチャの収納場所としても使いたい
このように小さな子どもに視線が届く間取りやご要望も多いです。
子どもが成長していくにつれて、ポイントが少し変化していきます。
・子どもの行き来が分かるよう、リビングに階段を設置する
・子ども部屋は将来的に間仕切りができる2部屋をつなげてオープンに使う
・就寝時に使いやすいよう、2階にも洗面化粧台やトイレを設置する
このように、子どもたちが小学校に上がってからのことを考えると、帰宅後や休暇中などの過ごし方もポイントになってきます。
フレキシブルな子供部屋
家を建てる際に多くの方が悩まれるのが、子ども部屋の問題です。
「まだ子どもがいない」
「子どもが小さい」
「子どもが増えるかもしれない」
「あと数年で家を出てしまうかも」
と将来の不確定要素が多いことが悩む理由のひとつだと思います。
起こりそうなライフスタイルの変化をいくつか想定して部屋数を考えた上で、間取りを決めていきましょう。
しかし、子ども部屋はどのようなポイントを重視して作れば良いのでしょうか。
重要なポイント・注意点をまとめてみました。
・出入りの気配を感じられる配置
・衛生的面から採光・換気は十分に確保する
・収納量は余裕を持っておく
・内装はシンプルにする
・将来的には他の用途で使うことも想定しておく
子ども部屋の配置で重要視されるのが、共用スペースとの関係性です。廊下の突き当たりや玄関脇など、家族の目に届きにくい場所に配置すればプライバシーを確保しやすい環境になります。しかし、逆に子供の動向が伝わりにくく行動管理がうまくできなくなってしまうこともあります。また、コミュニケーションを取るのも難しくなるため、こもりがちになる傾向があります。そのため、リビングを通過してからでないとアクセスできないようにするなどの工夫をするのもポイント一つです。
この他にも、子ども部屋を作って後悔する理由として収納が足らなくなるケースがとても多いです。お子さんが成長するとともに衣服や勉強道具などは間違いなく増えていきます。そのため、部屋の中にクローゼットなどを作る場合には、余裕を持ったサイズにしておくことが重要です。
子どもはいつか必ず独立していくため将来的には子ども部屋以外の用途で使う可能性があることを想定する必要があります。書斎として使ったり、夫婦別室の寝室にしたりと個室のまま使うこともできますが、リビングと併設しておけば間仕切りを撤去してリビングを拡張することもできます。このように、子どもの成長や家族構成の変化も加味して、新築時からフレキシブルに間取りを変えられるように考えておくことも工夫の一つです。
周辺の子育て環境
■敷地周辺の環境
子どもにとって安全であることが大切です。交通量の多い道路、繁華街、治安の悪い地域は、子どもにとって、安心な環境ではありません。反対に、人目が多い公園がある、自然と親しめるエリアがあるなど、安全な遊び場がある地域は、子育てに適した環境です。
■子どもの教育~保育園・学童・学校
共働きの家庭にとって、両親が働いている時間帯に、「子どもを預けられる場所探しに苦労しない地域」であることが必要です。
また、図書館や公共のキッズスペースが充実していることも、子育てに役立ちます。
公立の小学校、中学校に進学させる予定であれば、学校までの距離、私立に進学させる予定であれば、学校所在地へアクセスしやすい交通機関に繋がる駅への距離などをチェックすることも大切です。
■子どもの病気や怪我への備え
怪我や病気の備えとして、小児科や、夜間の救急を受け付けてくれる病院などが、近くにあることが理想です。
■公園
公園は、子どもを遊ばせられますし、同世代の子どもやママ・パパとの出会いの場にもなります。また、災害時の避難場所に指定されていることもあるため、公園が近くにあると、何かあった時も安心です。
このように「子育てしやすい家」には間取りや設備など家の他に、周辺の環境もとても重要な要素の一つになります。
まとめ
今回は「子育てしやすい家の条件」と題して、どんな家が子育てしやすい家なのかをご紹介しました。子育てには様々な危険が隣り合わせですし、大人だけの生活と比べても家事は増えてしまいます。安心かつ家事負担を減らして快適に暮らすためには、間取りや設備・環境など長い目で見て考えていくことが重要です。
少しでも、悩まれている方の参考になれば幸いです。
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