【花粉を家に持ち込まない!】住空間を整える花粉対策術!
昨今、日本では増加傾向にあると言われている『花粉症』。日本人の約3割近い方が花粉症に悩まされているそうです。
花粉は一年中飛び交っているのですが、特に2月から5月の春先から初夏にかけてスギやヒノキなどの花粉量がピークを迎えます。
花粉が飛散する期間はとても長期的で花粉量も多いため、花粉症を発症している方にとってこの期間は苦痛を強いられる期間となります。
だからこそ、花粉の飛散がピークを迎える前の花粉対策がとても大事で、花粉症を発症させないため、または悪化させないためにも、家の中に入ってきてしまった花粉を徹底的に掃除する必要があります。
今回は厄介な花粉症にならないためにも、またすでに花粉症の方にも、お住まいでの花粉症の対策方法や掃除の仕方をご紹介したいと思います。
花粉・ハウスダストによる原因・症状について
家の中には外から持ち込まれる花粉、排気ガスなどや、家の中に存在するホコリ、ダニ、ペットの毛、細菌などの『ハウスダスト』があります。
外から入り込んだハウスダストや花粉によって、家の外と同様に花粉症の症状を引き起こす原因になります。花粉もハウスダストも目には見えないものなので難しいですが、外からの花粉を持ち込まないようにするだけではなく、家の中もきれいにしていないと、放っておくと気づかない間に花粉症になってしまっていた…ということにもなり兼ねません。
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)を発症すると、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状があらわれます。症状が酷くなってくると治療にも時間がかかりますので、かかる前の対策、また花粉症の症状を少しでも軽減させるための対策として家の中を過ごしやすい住環境に整えましょう。
花粉のたまりやすい場所・掃除の方法
前項でお話ししたように、外だけではなく家の中にも花粉は入り込んで舞い飛んでいます。
家の中の花粉を少しでも取り除くためには、やはりこまめな掃除が必要不可欠になってきます。
大切なのは掃除のポイントを知っておく事です。掃除のポイントを知った上で毎日の掃除をすると、家の中の花粉の量に雲泥の差がでてきます。
では、家の中のどこに花粉が溜まりやすく、どのように花粉が溜まっていくのか、どのように掃除をすればいいのか。家の中の花粉対策として掃除する場所や掃除方法などのポイントを挙げて項目ごとにご紹介します。
玄関
外からの出入りがある玄関は最も花粉が多くたまりやすい場所と言えるでしょう。
帰宅する際には、玄関前で必ず洋服などに付いた花粉を手などで払って家の中に入り、払いきれずに残っている花粉は粘着クリーナーで取り除きます。
なるべく家の中に持ち込む花粉の量は最小限に抑えられるように、この手順は気を付けておきましょう。
玄関はこまめな拭き掃除が最も望ましく、また、玄関マットやスリッパにも付着しやすいのでこまめな洗濯、掃除を心がけましょう。
フローリング
ホコリと同様で部屋に入ってきた花粉は、空気中に漂って、人の動きが無い夜などに自然と下にたまっていきます。
そのため、フローリングにいきなり掃除機をかけてしまうと下にたまった花粉が空気中に舞い飛んでしまうので、まずはフローリングシートなどで拭き掃除からすることをオススメします。
その後に拭き取れなかった花粉を掃除機で吸い取っていきます。
カーペット・ラグ・ソファ
フローリングでご紹介したように、家に入ってきてしまった花粉は下にたまるので、カーペットなどに付着した花粉は掃除機ではなかなか取りにくいものになってしまいます。
まずは粘着ローラーでカーペットやラグの表面に付いたハウスダスト、花粉などを取り除いていき、その後に掃除機をかけるのですが、ここで重要なのが掃除機は念入りにかけることです。
カーペットなどの奥に付着している花粉などは掃除機でゆっくりと重点的に吸い上げていきます。
掃除機をかけた後にまた更に粘着ローラーをすると更に良いですが、そこまで手が回らなかったりしますよね。
そんな時は、掃除後、花粉防止スプレーをかけておくと花粉が付きにくくなりますよ。
また、粘着ローラーや掃除機をかける前にハウスダストをまとめて固めて掃除の際に取りやすくするスプレーなどが販売されているので、併せて使用すると効果的です。
カーテン
換気をする際など、窓を開け閉めすると外気とともに花粉などが家の中に入ってきてしまいます。
基本的には粘着ローラーで表面に付いた花粉を取り除きます。
また、窓の開閉時に花粉が付着してしまうカーテンはできるだけこまめに洗濯するよう心がけましょう。
しかし、なかなか重労働で簡単に洗濯できないカーテン。
そんな時は、市販されている花粉防止スプレーを使用すると便利です。花粉防止スプレーはスプレーするとイオンの膜を作って花粉の付着を抑えてくれ、尚且つ静電気を防いでくれるので花粉が付きにくくなります。
毎日の掃除の際に、使ってみるのも効果的かと思います。
家電製品
テレビやパソコンなどの家電製品は静電気を帯びやすいため、花粉やホコリが蓄積しやすい場所になります。
こまめにハンディモップなどで掃除し、花粉やホコリを取り除きましょう。
対策のポイント
続いて、毎日の生活のなかで出来る花粉症対策として、いくつかのポイントに分けてご紹介したいと思います。毎日の暮らしにちょっとのコツや工夫をするだけでも、家の中に入って来る花粉を抑える事ができます。ぜひ実践してみて下さい。
換気扇の定期的な掃除を!
換気扇は空気と一緒に花粉やホコリを吸い取るので、花粉が付着しやすい場所になります。
そのため、定期的に掃除することをオススメしますが、換気扇の掃除は大変ですよね。
そんな時は換気扇に、市販されているフィルターを貼ることで外気戻りや花粉をキャッチしてくれるので掃除がしやすくなりとても便利です。
静電気を防止するものを使う!
日常生活においてあらゆる場所、場面で発生する特有の静電気。
花粉やホコリなどは静電気を帯びる物に付着しやすくなるため、静電気を防止するスプレーを衣類やカーテン、カーペット、ソファなどにスプレーしておくだけで静電気を軽減させ花粉を付きにくくすることができます。
他にも静電気が発生しないよう、室内の湿度を上げるのも効果的です。 ただし、湿度を上げすぎてしまうとカビなどの発生源になりかねませんので注意が必要です。
洗濯物は外に干さない!
花粉は濡れているものにも付着しやすいため、花粉の多く飛散している時期はできるだけ洗濯物は部屋干しにしましょう。
外に干す場合は、洗濯物に花粉防止スプレーを吹きかけておくと花粉の付着を抑えることも出来ます。
また、花粉の多く飛散している時間帯を避けて干すのもいいでしょう。
気温の変化で空気の対流が始まり空気中に花粉が舞うので、お昼頃と夕方頃が一番多く花粉が飛散すると言われています。
店頭にも多く販売されている、花粉対策の洗濯洗剤や柔軟剤を使って静電気を防止するのも効果的です。
また、外から洗濯物を取り込む際は一枚ずつ花粉を振り払って取り込みましょう。
部屋干しがどうしても苦手な方は、サンルームや縁側を利用するのもひとつの方法ですね。
衣類の素材を選ぶ!
ナイロン、ポリエステル、レザーなどの表面がツルツルした素材は花粉が付きにくい素材になり、ウールのセーターなどは静電気を帯びやすいため空気中の花粉やホコリが付きやすくなります。
洗濯の際に柔軟剤を使うことで静電気が軽減され、衣類への花粉の付着を抑える効果があります。
玄関で花粉侵入を防止!
玄関前で花粉を取り払い、玄関内では粘着シートなどを使って取り除きましょう。
出かける前に静電気防止配合のスプレーを衣類などにスプレーしておくことで花粉を付きにくくすることができ、大幅に家の中に持ち込む花粉の量を減らすことができるので便利です。
また、玄関に空気清浄機を置いておくのもオススメですね。
換気は花粉の少ない時間帯に!
1日の中で花粉が一番飛散する時間帯は昼頃と日没前後の夕方ですので、それを踏まえると、換気をする時間は早朝か深夜にするのがベストです。
換気システムを使う!
新築される際や、住宅の建てかえなどの時に、換気システムを導入することを検討してみるのも一つの考えとして良いかもしれません。
換気システムがあると、各部屋の空気を空調機器で循環させて空気をキレイにしてくれます。
換気システムは部屋全体の空気が入れ替わるよう計画的に設置された換気設備システムで、窓を開けることなく排気口等から換気することができます。
まとめ
花粉対策で一番重要になってくるのが、できるだけ家の中に花粉を持ち込まない事です。
気を付けてはいても、なかなか大変ですよね。
入ってしまった花粉はこまめに掃除をして取り除くしかないのですが、ご家族みなさまの快適な住空間を作り上げて頂くために、花粉対策をして家の住環境を整え、少しでも花粉に悩まされない快適な暮らしを送っていただけたらと考えております。
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