【年末大掃除対策!】掃除が楽になる住宅に!
はじめに
12月に入り2022年も残すところ後少しとなってきましたね。
みなさん年末の大掃除は終わりましたか?
忙しい現代、共働きのご家族も多く、大掃除がなかなかできていないご家庭も多いのではないでしょうか。
そんな皆さんの手助けになるような大掃除の時短テクニックをご紹介します。
年末大掃除の由来
大掃除とは12月13日から始めて12月28日までに終わらせるのが昔ながらの習わしです。
江戸時代から12月13日を『すす払いの日』として定めてあり、その為現在でも『はじめの日』と呼ばれ、お正月に向けて様々な準備を始めるのに縁起がいいとされています。
他にも「正月迎え」や「ことはじめ」などと呼ばれています。
大掃除で、お正月に年神様をお迎えし、お正月準備のはじめとも言われています。
年神様とは毎年元旦に、新年の幸せをもたらしてくれる神様のことです。
古くから12月29日、12月31日、1月1日は昔から大掃除をしてはいけない日とされています。
理由としては、9が付く日は『苦』と読めるので良くなく、大晦日の31日に大掃除をして正月飾りを飾ることは『一夜飾り』と言われ縁起が悪いとされています。
また、1月1日元旦に大掃除をすると、年神様まで掃きだしてしまうかもしれないということから、福が逃げると言われているため縁起が良くありません。
『すす払い』の歴史は古く、始まりは平安時代の宮中行事だったといわれています。
12月13日に『すす払いの日』として行われるようになったのは江戸時代だそうです。
新年を迎える準備を始める日として、江戸城で大掃除をしたのが始まりなんだとか。
家族みんなで大掃除をして、新年を新しい気持ちで迎えるためにも今回の手順を参考にしていただけたらと思います。
掃除が楽になる住宅設備
大前提として、掃除が楽になるような住宅を設計することが重要です。
建売や規格住宅と比較すると、注文住宅の長所は、間取り・収納や設備・建材を選べることです。
そのため、掃除も楽なマイホームにすることが可能です。
掃除が楽な住宅にすることにより、日頃の掃除も簡単に済ませることができ、大掃除の時にも格段に楽になりますよ!
また、室内に家具がたくさんあると、凸凹の多い部屋になってしまうため、その分掃除が大変になります。室内の収納設計はスッキリとまとめることで、掃除の手間も格段に減り、掃除がしやすい室内へと変化していきます。
家事動線や住宅設計・設備を考えることが、掃除がしやすい家づくりの大前提となります。
室内には出来るだけ家具などを壁側に寄せることで、中央部分は掃除しやすく、動きやすい動線となります。
おさえておくべきポイントをご紹介!
・掃除カレンダーを作成する!
ご家庭によって時間のかかる場所が違うと思いますので、時間がかかりそうな場所から始めるようなカレンダーを作成してみてください。
スケジュールをあらかじめ計画しておくことで、家族みんなが把握でき、スムーズに大掃除することができますよ。
また、カレンダーを作成するコツとしては、最終的な終了日を決めてから掃除ができる日をカレンダーに記載していきましょう。
その理由としては、年末年始はごみ収集日が変動的で、ごみ収集も早めに終わってしまうからです。
新しい新年を迎える前に「ごみ出しができなかった!」という状況になるのを防ぐため、必ずごみ出しのカレンダーをチェックし、掃除カレンダーにもごみ収集日を一緒に記載しておくことをおすすめします。
大掃除は思っていた以上のごみや不用品が出てくるものです。そのため、年末年始のごみ出しのカレンダーは必ずチェックしておきましょう。また、各地域や市町村ごとによってごみの収集日が違うので注意してくださいね。
・まずは高いところから掃除を!
掃除する手順としては高い場所から低い場所の順に行うのがコツです。
高い場所は天井や照明、カーテンレール、換気扇、神棚、時計などがあります。
家の中で掃除しなければならない「高い場所」を家族で考えてみましょう。
高い場所は無理をせずに、掃除してくださいね!
ハンディモップやフローリングワイパーなどでホコリを拭き取るだけでも違いますよ。
【天井】
天井にはたばこのヤニや油汚れが付きやすいですが、なかなか掃除できる場所ではないですよね。
天井は手が届かない場所なので、フローリングワイパーを使用して掃除すると便利です。
天井を掃除する際、下に家電製品やテーブルなどの家具がある場合は、直接ホコリがかからないように新聞紙などでカバーをして掃除をするといいですよ。
また、落ちてきたホコリを吸い込まないようにするためにも、掃除する際はメガネやマスクを着用することをおすすめします。
【換気扇】
換気扇をこまめに掃除するのは大変な労力を要します。
換気扇外側の掃除は拭き掃除でもキレイにできますが、換気扇内部にもホコリや汚れは付着していて簡単には掃除できません。そのため掃除の後に、換気扇用フィルターを装着しておくことで、換気扇内部への汚れの侵入を軽減させられるのでおすすめですよ。
【照明器具】
照明器具はカバーを外して掃除機をかけましょう。ホコリ以外にも意外と虫が入り込んでいたりします。
汚れが気になるときは、固く絞った雑巾で全体を拭いて汚れを取り除いてください。
照明器具を掃除するだけでも、室内が明るくなったような気分になりますよ。
【カーテンレール】
カーテンレールは毎日開け閉めするカーテンレールは意外とホコリがたまりやすい場所になります。拭き掃除するとホコリが落ちてくるので、カーテンを洗濯している間に掃除したい場所ですね。
キッチン・ダイニング・リビングのカーテンレールは意外と落ちにくい汚れが付着してしまいます。理由としては、調理をする際に出る油分が空気中を漂い、ホコリが油分を吸着し、カーテンレールに付着してしまうのです。そのため、カーテンレール部分はセスキ炭酸水を雑巾にスプレーして拭いたり、レンジでチンした蒸しタオルなどで拭き掃除するときれいになりますよ。
【照明のスイッチ】
意外と見落としがちな部分が照明のスイッチ部分です。
ここは毎日家族みんなが触る場所なので、キレイに拭き掃除をしましょう!
照明スイッチもカーテンレールと同様で、油とホコリが混じったものが付きやすい場所になります。また、細かい部分などを掃除するときは綿棒などを使用するとキレイに掃除できますよ。
・時間のかかる場所から
大掃除で時間がかかる場所というと、換気扇やシンク周り、コンロ周り、窓、浴室などがあげられます。
キッチンの換気扇は毎日使う場所だからこそ汚れが溜まり易い場所になります。また、ホコリに加え油汚れがあるため、ただの拭き掃除だけではキレイに落とせない頑固な汚れです。頑固な汚れだからこそ、掃除に時間がかかります。コンロ周りも同じで油汚れが付くため掃除に時間がかかる場所と言えます。
お風呂場は家族みんなが毎日使う場所なので、常に湿気が溜まり易い場所です。そのため、カビの発生率が高くなります。
カビは通常の掃除だけでは落ちないので、カビ取り洗剤で掃除します。掃除の際、液剤を浸透させるためにしばらく液剤をつけたままにしておかないといけないため時間がかかります。浴室掃除のように、ひとつの箇所を掃除している間に、他の場所の掃除をどんどん進められると効率的に掃除ができますよ!
・大掃除だからこそ住まいの設備チェック!
実は室内壁は結露が発生しやすい場所。カビの発生原因になることもあります。
壁と家具の間を少しあけておくのもカビなどの発生原因を防ぐ一つの手段ですよ。
また、段差の少ない室内環境を設計することもオススメです。段差があると、段差の部分にホコリが溜まり易くなります。段差をなくすことで掃除もし易くなります。
細かいところをチェック!!
・電源周辺をチェック!
電源周辺は普段の掃除ではなかなか掃除しないので、ホコリが溜まり易い場所になります。
電源プラグなどにホコリが溜まると『トラッキング火災』という火災の原因にもなります。 ホコリが溜まったり、コードが引っかかったりすることが無いようケーブルカバーなどでまとめておくと掃除しやすいですよ。
・照明器具のチェック!
照明器具も気づかない間にほこりがたまっているもの。
なかなか掃除しない場所なので、大掃除の機会にきれいにしてしまいましょう!
また、火災の原因になる物はないか確認をしてみてくださいね。
・水漏れがないかチェック!
キッチンや洗面所などの排水管は普段なかなかチェックしない場所ですよね。
排水管に水漏れがあると、そこから腐食してしまい、害虫(白アリ)の発生に繋がりますので、毎年のチェックが必要な部分になります。
・換気扇のチェック!
換気扇は毎日使用するため、ホコリや汚れが溜まり易い場所になります。
換気扇のファンやカバーなどの掃除を怠ると換気が悪くなり、室内の環境が悪化し、体調にも影響を及ぼす可能性があります。
健康に暮らすためにも換気扇の掃除は必要不可欠なのです。
特に汚れやすいキッチンのレンジフードは掃除も大変です。ホコリに加えて油汚れもあるので、なかなか落とせず、時間がかかる場所になります。掃除を怠ると換気扇の故障の原因にもなりますので、しっかり掃除しましょう。
・シンク周りのチェック!
シンク周りはさまざまな汚れが付着してしまう場所です。
例えば、水垢・油汚れ・ヌメリやカビなどがあります。そのため、掃除に時間がかかる場所ともいえます。
特に、五徳やグリルなどは掃除を忘れがちな場所にもなります。毎日使う場所だからこそ、頑固な油汚れが付着してしまう前に掃除をしましょう。
・床・壁・タイルのチェック!
壁が汚れる原因としてタバコの煙、ホコリ、花粉、カビなど目には見えにくいものが付着してしまうことが挙げられます。
また、手アカや皮脂、油汚れなども一つの要因です。
これらの汚れをそのままにしておくと、室内の臭いの原因にもなりますので、必ず掃除したい部分になります。
・家電製品のチェック!
家電製品は意外と汚れが付着してしまう場所です。
家電製品は電気を帯びているため、静電気でホコリや汚れを付着させやすくしてしまいます。忘れずに掃除したい場所になりますね。
冷蔵庫は食品を保管するため、臭いが気になる場所です。
また、年末年始ともなると食料品をたくさん保管する方もいるのではないでしょうか。
いつでもストックができるよう、スッキリとした収納しやすい冷蔵庫にしましょう。
また、冷蔵庫は食品が入っているため、なるべく時短で掃除・収納をしましょう。
エアコンはフィルター掃除以外にも内部掃除をすることで、排出される風がクリーンになり気持ちいい新年を迎えられますよ。
ほとんどのご家庭にあるレンジは使用頻度も高く、油汚れ、手アカなどさまざまな汚れが付着してしまう場所です。放っておくとレンジ内の臭いの原因にもなるので、キレイにしたい部分です。
・窓(サッシ・網戸)のチェック!
窓や網戸は、ホコリ・手アカ・カビ・油汚れなどの汚れが付着してしまいます。
キレイな窓で新年を迎えたいですよね。
窓掃除の注意点として、室内側の窓掃除をする際、室内の掃除が終わってからにしましょう。先に拭き掃除をして室内の掃除をすると、せっかくキレイに拭いた窓に静電気などでまた、ホコリや汚れが付いてしまいます。
網戸は外窓を掃除する前にキレイに汚れを取りましょう。
・フローリングのチェック!
フローリングは日頃の掃除が一番ですが、なかなかできることではありませんよね。
また、意外なところにも汚れが落ちていて、気づいた時には汚れが染みついていた‥なんてことありませんか?
また、フローリングは(とくに無垢材を使用した床には)ワックスをかけることで、美しさを保ちながら、防汚力を高めることができます。
こういった大掃除の時に、楽しみながら家族みんなでワックスがけするのもいいですね!
・玄関チェック!
お客様が一番最初に見られる場所が「玄関」です。特にキレイにしておきたい場所になりますね。
玄関やシューズクロークは高い場所から低い場所の順に掃除をします。
インターホンや表札は見落としがちな部分ですので、忘れずにキレイにしておきましょう。
玄関をきれいに掃除することで、きっと新年の良い流れを取り入れられますよ!
まとめ
今回ご紹介した内容はいかがでしたか。
年末大掃除というと憂鬱になりがちですが、まとめてするのではなく何日かに分散させて掃除することで、負担を軽減することができます。
大掃除はかなりの労力を要します。ですので、部分的でもいいのでなるべく毎日の掃除を心がけることをおすすめします。
家族の誰かが気づいたときにちょっとでも掃除を出来るような心遣いができるといいですね。
また、掃除中に不自由さを感じた場合には、部屋の動線を考え、この機会に配置換えやインテリアを変えてみるなど、楽しみを探して取り入れながら大掃除してみるのもいいかもしれません。
各ご家庭の生活リズムで計画し、掃除してみてください!
新年をフレッシュな気持ちで迎えられるよう、ご家族皆さんで大掃除に取り組んでみるのはいかがですか?
私たちセイカホームのスタッフも、お客様のご家族が「ずっと安心して暮らせる家づくり」のお手伝いをさせていただきます。マイホームの防災や、耐震性などに付いてもお気軽にご相談ください♪
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