家づくり中から考えよう!赤ちゃん育児の危険を防ぐマイホームとは

結婚や妊娠は、人生においてとても大きなターニングポイントです。

特に新しい家族が増えるタイミングで、住宅購入を検討するご家庭も多いのではないでしょうか。

妊娠が発覚して赤ちゃんとの生活を想像すると、楽しみで仕方ありませんよね。それと同時に、今住んでいる家で安心して育児がスタートできるのか不安な人もいるはずです。

マイホーム購入を検討している方は、赤ちゃんとの暮らしに備えて少しでも危険を減らせるお家づくりをしていきましょう。

これから赤ちゃんを育てる方や、今赤ちゃんと暮らしているご家庭も、ぜひこの記事を参考にしてみてください!

育児を見据えたお家づくりはいつ始めたらいい?

「いつかは家を買うつもり」と考えている人は、今すぐ家族で家づくりについて話し合ってみましょう。マイホームを買う買わないに問わず、育児が始まると生活環境が大きく変化していきます。赤ちゃんが生まれる前から「こんな環境で子育てをしたい」「子供部屋はどうする?」など考えておいた方がいいことはたくさんあります。

住宅ローンの観点から考えても、早いうちに借り入れをする事で、定年前に完済できたり、返済期間を長く選択し月々の支払いを安くできたりと、メリットがたくさんあるので、ぜひ早めにお家づくりをスタートしてください。

まずはご家庭で、どの地域に住みたいか、平屋か2階建てか、間取りの希望はあるか、など理想のお家について方向性を定めることが重要です。家を購入することが決まった場合は、希望の引っ越し時期もあらかじめ設定しておいた方がいいでしょう。産前産後に引っ越し時期が重なるとママの負担が大きくなってしまうので、赤ちゃん時期の引っ越しはあまりおすすめできません。妊娠期間中の安定期や子供がある程度成長した1歳前後に引っ越しをした方がママも慌てなくて済むと思いますよ。

一般的に家を購入するタイミングっていつ?

他の人はいつおうちづくりを始めているのか気になりませんか?

国土交通省発表の「令和3年度 住宅市場動向調査 報告書」のデータによると、住宅購入時の年齢は、注文住宅、注文住宅(新築)、分譲戸建住宅、分譲マンションでは30代が最も多くなっています。

またローンの返済を定年前後に完済するためだと思われますが、注文住宅(新築)を購入する人の約6割は20代から30代になっています。

20代で結婚や出産などを経験した場合、夫婦や家族の将来を見据えて、早めにおうちづくりを始める傾向があります。

「いつかは夢のマイホームが欲しい」そんな方は今すぐお家づくりについて考えてみましょう!

赤ちゃん部屋は必要か?

まず、赤ちゃんを迎えるにあたって赤ちゃん部屋を用意したらいいのか?という問題があります。結論から言うと、赤ちゃんの部屋は必要ないです。家づくりにおいては、将来使う「子供部屋」はもちろんあっても良いですが、赤ちゃんは1人で過ごすことが少ないため、「赤ちゃん専用の部屋」はなくて良いでしょう。その代わり赤ちゃんのお世話スペースや、ハイハイで動き回るようになってからの遊びスペースを確保しましょう。リビングの中やリビングの隣の部屋にベビーベッドやバウンサーを置いて、家事をしながらも赤ちゃんに目が届くような空間を作っていきましょう。

赤ちゃんと過ごすオススメの間取り

赤ちゃんと暮らすと生活に必要なものの量がものすごく増えます。ベビーベッドにバウンサー、ベビーチェアにベビーバスなどの大きいものから、おもちゃやオムツ、ベビー服などの日用品まで、ありとあらゆる物が日に日に増えていきます。それらを置く場所が必要になるので、最低でも2LDK以上の間取りが良いでしょう。2LDKであれば、日中赤ちゃんと過ごすリビングの他に、寝室と子供部屋が用意できるので、3人家族なら問題のない間取りになります。4人家族なら3LDK、5人家族なら4LDKのお家であれば、子供1人1人にそれぞれの子供部屋が与えられる間取りになります。家づくりは家族設計が大きく関係してくるので、家づくりを機にご家庭の将来について深く話し合うと良いと思います。

リビングでの危険を防ぐ工夫

ここからは場所別で赤ちゃんと安心して暮らせる部屋づくりのコツをご紹介します。

まずは赤ちゃんが日中ほとんどの時間を過ごすリビング。お昼寝は寝室でするのもありですが、うつ伏せ寝の危険を考え目の届くリビングですることをオススメします。

ベビーベッドかベビー布団(またはマットレス)を用意して、いつでもお昼寝できるようにしておきましょう。最初のうちは寝返りをうたないので、ソファに寝せても良いのでは?と思う人もいると思いますが、小さくても意図せず寝返りをしてしまうことがあるので、転落防止のためにもソファに赤ちゃんを寝かせることはやめましょう。

寝室での危険を防ぐ工夫

赤ちゃんと大人の寝室の作り方は、寝具の違いでそれぞれのメリットとデメリットがあります。

1、ベビーベッドの場合

柵があるので小さいうちは安心して赤ちゃんを寝かせることができます。立ったり歩いたりし始めると子供によってはベビーベッドの柵をよじ登って転落する危険もあるので注意が必要です。床から距離があるので、ほこり対策を考える方はベビーベッドがオススメです。

2、ベビー布団の場合

ベビー布団は、転落の危険性が少なく夜泣きにもすぐ対応できることがメリットです。しかし親の布団が顔にかかったり、添い乳しながら寝かしつけをして、そのまま赤ちゃんに覆いかぶさって窒息する事故も起きているので注意が必要です。

子供部屋での危険を防ぐ工夫

赤ちゃんの時は主に赤ちゃんのおもちゃを置いておくことが多い子供部屋。小さいおもちゃの誤飲を防ぐために収納用品を見直してみましょう。誤飲しそうなものは赤ちゃんの手の届かない場所に収納してあるか確認しましょう。

キッチンでの危険を防ぐ工夫

主にハイハイや歩き出した後で1番危険なのがキッチン。赤ちゃんの大好きな扉やボタンがたくさんあるので、気づけばキッチンにいる!なんてことも。コンロや炊飯器のスイッチを押したり食器棚を開けてお皿を割ったりすることもあります。

キッチンについては、ベビーゲートを置いて赤ちゃんが入れなくすることをオススメします。キッチンの形や壁や柱の位置で、ベビーゲートを設置するのが難しい時は赤ちゃん対策のドアロックやコンロのロック機能を使いましょう。それでも触ってほしくない家電や食品は、手の届かないところにできる限り移動しましょう。

階段の危険を防ぐ工夫

2階建て以上の一戸建てやメゾネットタイプのアパートなどはお家の中に階段があると思います。転落防止のためにベビーゲートをつけようと考える人も多いと思いますが、注意すべき点は階段上には設置できないタイプのベビーゲートがあるということ。とりつける際にはしっかりと説明書を読んで適切に設置してください。

窓の危険を防ぐ工夫

窓から赤ちゃんが転落する事故を防ぐため、窓の周りには箱のような踏み台になるものを置かないようにしましょう。また、窓にチャイルドロック機能がある場合は必ずロックするように習慣づけておきましょう。窓のチャイルドロックは後付けのタイプも売ってあるので、もし無い場合は検討してみてください。

赤ちゃん育児のための家づくりまとめ

今回は赤ちゃん育児を見据えたお家づくりのポイントをご紹介しました。

●家づくりを始めるのは早めが◎

●引っ越し時期も考えておいた方が良い

●3人家族なら2LDK以上、4人家族なら3LDK以上、5人家族なら4LDK以上

●リビングにお昼寝スペースを作る

●誤飲しては困るものは手の届かないところに

●キッチンはベビーゲートで侵入禁止に

●扉や窓にはチャイルドロック

この他にも、コンセントカバーをつけたり、テーブルや棚の角にカバーをつけたりと危険防止対策は出来るだけしておくと、もしもの時の怪我を防止できます。

慣れない育児が始まる前に、これからの危険を把握しておくことで、変化していくお部屋作りに焦らず対応できると思います。

これから始まる赤ちゃん育児を楽しく安心してできるように、今からできる家づくり・部屋作りを考えていきましょう!

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