木造住宅と鉄骨住宅どちらがいい?特徴やメリット・デメリットを解説
注文住宅を建てる時、「木造住宅」にするか「鉄骨住宅」にするか、迷うことがあると思います。
木造と鉄骨には、それぞれの特徴があるので、しっかりと理解して、選ぶ必要があります。
「鉄骨住宅の方が強い家なのかな?」「木造住宅の方が安いのかな?」というようなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
木造住宅と鉄骨住宅、それぞれにメリット・デメリットがあるので、詳しく解説していきます!
木造住宅と鉄骨住宅の違い
木造住宅と鉄骨住宅の主な違いは4つ。
1コストは木造の方が安い
建築費用は鉄筋住宅よりも木造住宅の方が安くなる傾向にあります。使用する木材の種類によって差はありますが、基本的には木造住宅の方がコストを抑えられます。
木材の方が材料費が安くなる傾向にあるのが一つの要因です。鉄筋住宅だと、材料の加工も工場で行われるため、その分コストがかさみます。また、強固な地盤が必要なため、地盤改良費がプラスで発生する場合があるからです。
2耐震性能はどちらも高い
耐震性能と聞くと、木造より鉄筋の方が強い家ができるイメージがありますが、建材や構造次第で、どちらも耐震性の高い家を設計することは可能です。
現在の木造住宅では、ツーバイフォー工法やラーメン工法など、耐震性や断熱性に優れた工法も採用されています。
3耐用年数は鉄骨の方が長い
種類によって異なりますが、木造よりも鉄骨の方が、耐用年数が長くなります。
耐用年数は、本来期待する役割を果たすとみなされる期間のことで、寿命という意味ではありません。
木造でも鉄骨でも、周辺環境や適切なメンテナンスで、耐用年数よりも長持ちさせることも可能です。
耐用年数が長い鉄筋住宅も、もちろん劣化しないわけではありません。コンクリートによるひび割れや雨漏りが発生することもあるので、定期的な点検やメンテナンスは必要です。
4防音性能は鉄骨の方が高い
木造よりも鉄骨の方が、遮音性が高いので、家の中または外への騒音が気になる人は、鉄骨住宅をオススメします。
木造住宅のメリット
木造住宅のメリットを4つご紹介します。
建築費用が抑えられる
木造住宅のメリットは、鉄筋住宅に比べて建築コストが安くなる傾向にあります。
しかし、ウッドショックの影響で木材の価格が高騰することもあり得るので、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
湿度コントロールができる
木造住宅は木材を使用しているため、木自体が熱や湿気をコントロールしてくれます。
湿度が高いと木が湿気を吸ってくれて、乾燥している時は、貯めている湿気を出す特徴があります。
設計の自由度が高い
木造建築は基礎や柱で強度を保って屋根を支える構造です。大事な柱の部分さえしっかりしていれば他の部分は、比較的自由にデザインすることができるメリットがあります。
「柱を残し壁を取って一部屋にする」などのリフォームも可能なので、家族のライフスタイルの変化に合わせて、家をステップアップすることもできます。
木よるリラックス効果が得られる
森林浴をすると気持ちが良いように、木には人間をリラックスさせる効果があると言われています。
柱や梁に木材を使用することで、視覚的にも癒される効果が期待できます。
木造住宅のデメリット
木造住宅のデメリットを4つご紹介します。
材質の耐久性が劣る
「木材」と「鉄骨」という材質の耐久性だけを見ると、どうしても木材の方が劣ります。木材は、湿気によってカビが発生したり、腐朽することがあるので、定期的な点検とメンテナンスで、家を長持ちさせる必要があります。
防音性が低い
木材は、音を通しやすく防音性が低いという特徴があります。外の騒音が気になったり、逆に家の中の音が周りに聞こえないか不安な人は鉄筋住宅がおすすめです。
木造住宅でも、床や壁などを二重構造にしたり、防音扉を使用したりと採用できる防音対策はあるので、検討してみるのも良いでしょう。
品質にばらつきが生じやすい
木造住宅は、使う木材の質や職人の技術によって、仕上がりにばらつきが生じることがあります。
木材の管理方法や、実際に建築する大工による仕上がりの差がでるので、注意は必要です。
シロアリ対策が必要
木造住宅は、シロアリなどの害虫対策が必要になるのもデメリットです。
近年は、床下にコンクリートを敷き詰めるベタ基礎を採用することが多いですが、定期的な点検やシロアリ用薬剤を散布するといった対策はしておいた方がいいです。
鉄骨住宅のメリット
鉄骨住宅のメリットを3つご紹介します。
耐震性が高い
鉄骨住宅は、木造住宅に比べて素材が頑丈なため、耐震性が高いです。
また、木材は劣化などで強度が変化することがありますが、鉄筋住宅は大きく強度が変化することがないため、高い耐震性を維持できるとも言えます。
また、鉄筋住宅は耐火性も高いので、火災保険料が安くなるというメリットもあります。
防音性が高い
鉄筋住宅は、遮音性が高いのでプライバシーを確保したい方には向いています。家の中で音楽や楽器を演奏する人や、二世帯住宅を検討している人は、鉄骨住宅がオススメです。
材質が安定している
木造住宅の場合、木材は木の種類や管理体制などで、どうしても材質自体にばらつきが生じてしまいますが、鉄筋住宅は工場生産なので品質が安定しています。
鉄骨住宅のデメリット
鉄骨住宅のデメリットを3つご紹介します。
コストが高くなる
使用する木材の種類にもよりますが、一般的に鉄筋住宅の方が建築コストが高くなることが多いです。
木材よりも材料費が高いことが一つの要因です。材料の加工も工場で行われるため、その分コストがかさみます。
地盤改良が必要なこともあるので、その費用も合わせて発生する場合があります。
気密性が高いため結露が発生しやすい
鉄筋住宅は、気密性が高いという特徴があります。気密性が高いと、冷暖房効率が良くなる反面、外気との温度差により窓に結露が発生しやすいです。
結露を放置してしまうと、カビの原因にもなるので、結露を拭きあげたり、こまめに換気するようにしましょう。
結露の発生を防ぐために、窓を二重ガラスやトリプルガラスにするのもおすすめです。
強固な地盤が必要
鉄筋住宅は、材料が重いので、強い地盤が必要になります。
地盤が弱い土地に鉄筋住宅を建てる場合、建築前に地盤改良工事が必要となるので、あらかじめ確認しておくことをオススメします。
まとめ
今回は、木造住宅と鉄骨住宅についてメリットやデメリットを、詳しく解説しました。
家族の理想の暮らしによって、木造住宅か鉄骨住宅を選ぶかが変わってきます。
どちらにもメリットとデメリットがあります。コストや間取りの自由度を重視するなら木造を選び、耐久性や遮音性、気密性を重視するなら鉄骨を選ぶと良いでしょう。
また、地域や土地の性質によっても左右されるので、信頼するハウスメーカーに相談してみましょう。
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