マイホームの頭金は必要?相場や頭金なしのデメリットをご紹介
新築住宅の購入を考え始めたら、「頭金」を貯めようと思う人は多いと思います。
家を買うには、頭金が必ず必要かと言われれば、頭金なしでも住宅を購入することは可能です。
頭金のある・なしは、それぞれにメリット・デメリットがあります。
注意点もしっかりと理解して、ご家庭の状況に合わせたマイホーム購入ができるようにしましょう。
今回は、頭金とは?というところから、頭金なしで住宅を購入するメリットやデメリットまで、詳しく解説していきます。
頭金なしで新築住宅の購入を考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
住宅購入時の頭金とは?
マイホーム購入時に支払う頭金とは、土地や家の商品代金の一部を先払いする費用のことで、物件価格を支払う時に「住宅ローンを利用せずに自己資金で支払う部分」を指します。
頭金を支払うことで、住宅ローンの借入額が少なくて済みます。
例えば、3,000万円の家を購入する際、500万円を頭金で支払ったら、残りの2,500万円の住宅ローンを組むことになります。
住宅ローンの借入額が少なくなるということは、月々の返済額や利息も少なくなります。
頭金の目安は?
頭金の目安はどのくらいなのか、事前に確認しておきましょう。
住宅金融支援機構の「2022年度のフラット35利用者調査」の中で、頭金の平均額が公表されています。
注文住宅を購入した人の頭金の全国平均は641.2万円。
住宅購入費の頭金の割合は17.3%となっています。
一般的に、住宅購入費の10%~20%を頭金として支払うケースが多いようです。
頭金なしで住宅購入は厳しい?
結論から言うと、頭金なしだから住宅購入が難しいというわけではありません。
「頭金があるかないか」が重要ではなく、住宅ローンの総額と収入のバランスが大事になります。
・世帯収入
・現在の預貯金額
・毎月の生活費
・購入したい物件の金額
これらを総合的に考えて、住宅ローンを無理なく返済し続けられるかが重要です。
住宅購入者の年収と物件購入価格の比率をあらわした数値のことを「年収倍率」と言います。
収入に応じた住宅ローンの目安は、一般的に「年収の10倍」と昔から言われていますが、具体的な年収倍率は、土地付注文住宅が7.7倍。注文住宅が6.9倍となっています。
出典:住宅金融支援機構「2022年度のフラット35利用者調査」
住宅購入金額の一つの目安として、年収の約7倍前後と考えておきましょう。
例)年収400万の場合、住宅購入金額約2,800万円。
頭金なしで家を買うデメリット
頭金なしでマイホームを購入するデメリットをご紹介します。
1住宅ローンの借入額が増えて支払い総額が増える
頭金なしの場合、住宅購入金額100%を住宅ローンで借り入れる必要があります。
頭金がある場合と比べて、住宅ローンの借入額が多くなるので、その分利息や支払い総額が増えることになります。
また、借入額が増えると、毎月の返済額も増えるので注意が必要です。
毎月の収入と生活費のバランスを考えた、住宅ローンの借入が大切です。
2諸費用の支払いは現金が必要になることも
頭金なしのデメリットというわけではありませんが、「貯金がないから頭金なし」と考えている人は、住宅購入の諸費用の支払いがあることを頭に入れておきましょう。
諸費用とは、住宅の購入の際に、土地・建物の購入価格や建設費用以外に必要な費用の総称のことです。
具体的には、以下のものが含まれています。
・契約書に添付する印紙税や住宅ローンの借入費用(保証料、手数料、火災保険料等)
・不動産登記費用(登録免許税や司法書士報酬等)
・仲介会社が間に入る場合の仲介手数料
・固定資産税や不動産取得税
・引越し代や、家具・家電・カーテン代など
これらの諸費用は、住宅購入費とは別のため、現金を手出しして支払うことが一般的です。
「貯金が全くないから頭金なしで家を買いたい」という人でも、最低限、諸費用分の資金は備えておくことをオススメします。
3金利が高くなる可能性がある
頭金なしで住宅ローンを借入れる場合、金利が高くなる可能性があります。
フラット35の場合
・融資率9割以下:金利の範囲年1.720%~年3.080%(2023年8月)
・融資率9割超:金利の範囲年1.860%~年3.220%(2023年8月)
※融資率=借入額の合計÷住宅の購入価額
出典:フラット35
しかし、金利が低い「変動金利」の場合、頭金のあるなしで金利が変わることはありません。
頭金なしで家を買うメリット
頭金なしでマイホームを購入するメリットをご紹介します。
1住宅購入時の初期費用が安く抑えられる
初期費用を安く抑えられるため、今ある資金は、家具家電やインテリア購入費、生活費など他に回すことができます。
頭金や初費用を、手持ちの資金ギリギリで支払って、生活が苦しくなった……となる前に住宅購入時や、購入後の資金計画はしっかりと行いましょう。
2貯金を切り崩さずに済む
貯金はあるが、頭金を支払って貯金がなくなるのが不安……。
そう感じる人も少なくないと思います。
実際、マイホーム購入後にまとまったお金が必要になったとき、貯金を切り崩して頭金を払ったため困った。という状況になることも。
貯金を切り崩さずに、手元にまとまったお金を残しておけることは、頭金なしで家を買うメリットです。
頭金ありの場合もなしの場合も、具体的な生活費を含めた家計管理をしておく必要があります。
頭金0の予定でも考えておく2つのポイント
貯金0で家を買うのは厳しい
頭金なしの場合でも、住宅購入費以外の諸費用がかかるので、最低限は備えておく必要があります。
諸費用には以下のものが含まれます。
・契約書に添付する印紙税や住宅ローンの借入費用(保証料、手数料、火災保険料等)
・不動産登記費用(登録免許税や司法書士報酬等)
・仲介会社が間に入る場合の仲介手数料
・固定資産税や不動産取得税
・引越し代や、家具・家電・カーテン代など
住宅購入の諸費用は、現金で必要になる場合が多いです。
頭金がある方が住宅ローンの審査は通りやすい
頭金なしで住宅ローンを組むことは可能ですが、頭金がある方が借入金額が少なくて済むので、ローンの審査が通りやすくなります。
借入金額が少なくなれば毎月の返済額も減り、利息分も減ることになるので、トータルでの支払い金額も、頭金がある方が少なくて済みます。
まとめ
今回は、住宅購入時の頭金について解説しました。
近年、頭金なしで家を買うケースも増えてきていますが、メリットだけでなくデメリットや注意点もよく理解して検討する必要があります。
家の購入は、トータルの支払い金額だけでなく、月々の支払いや生活費とのバランスがとても重要です。
家を買った後のことをよく考えて、頭金のあり・なしを検討してみてください。
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