【2024年版】住宅補助金について(子育てエコホーム支援事業)

子育て世帯が利用できる補助金があるのをご存知ですか?

2023年の9月に終了した「こどもエコすまい支援事業」の後継として、「子育てエコホーム支援事業」が国土交通省より2023年11月に発表されました。

家づくりを始めている方は、自分が補助金の対象になるか事前に確認しておきましょう。

今回は、2024年の住宅補助制度「子育てエコホーム支援事業」について詳しく解説していきます。

子育てエコホーム事業とは

エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資を支え、2050年カーボンニュートラルの実現を図ることを目的とした事業の事です。

※これにおける「子育て世帯・若者夫婦世帯」とは、「18歳未満の子を有する世帯」と「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯」と位置付けられています。

補助対象

高い省エネ性能を有する住宅の新築、または一定のリフォームが対象となります。(事業者が申請)

子育て世帯・若者夫婦世帯による住宅の新築 

1.長期優良住宅

長期優良住宅は、補助額100万円/戸となっています。

2.ZEH住宅

ZEH住宅は、補助額80万円/戸となっています。

ただし、以下の(i)かつ(ii)に 該当する区域に立地している住宅は原則半額

(i)市街化調整区域

(ii)土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域に限る)

注意事項

・強化外皮基準かつ再エネを除く一次エネルギー消費量▲20%に適合するもの

※対象となる住宅の延べ面積は、50㎡以上240㎡以下とする。

※土砂災害特別警戒区域又は災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域又は地すべり防止区域と重複する区域に限る)に立地している住宅は原則除外とする。

※「立地適正化計画区域内の居住誘導区域外」かつ「災害レッドゾーン(災害危険 区域、地すべり防止区域、土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域又は 浸水被害防止区域)内」で建設されたもののうち、3戸以上の開発又は1戸若しくは 2戸で規模1000㎡超の開発によるもので、都市再生特別措置法に基づき立地を適正なものとするために行われた市町村長の勧告に従わなかった旨の公表に係る住宅は原則除外とする。

住宅のリフォーム

1.住宅の省エネ改修

2.住宅の子育て対応改修、バリアフリー改修、空気 清浄機能・換気機能付きエアコン設置工事等

(1の工事を行った場合に限る。)*2

補償額

リフォーム工事内容に応じて定める額

・子育て世帯・若者夫婦世帯:上限30万円/戸

・その他の世帯 : 上限20万円/戸

※子育て世帯・若者夫婦世帯が既存住宅購入を伴う場合は、上限60万円/戸

※長期優良リフォームを行う場合は、

・子育て世帯・若者夫婦世帯:上限45万円/戸

・その他の世帯 :上限30万円/戸

となります。

注意事項

・住宅のリフォームにおいては、「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」(環境省)、「高効率給湯器の導入を促進する家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」(経済産業省)及び「既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業」(経済産業省))(「3省連携事業」という。)とのワンストップ対応を実施。

・3省連携事業により住宅の省エネ改修を行う場合は、1.住宅の省エネ改修工事を行ったものとして2の工事のみでも補助対象とする。

対象期間

※経済対策閣議決定日(令和5年11月2日)以降に、新築は基礎工事より後の工程の工事に、リフォームはリフォーム工事に着手したものに限る(交付申請までに事業者登録が必要)。

2023年の「こどもエコすまい支援事業」では、補助金申請額が予算上限に達した時点で受付終了となりました。対象となる人は、ハウスメーカーの担当営業に早め確認しておきましょう。

まとめ

今回は、子育てエコホーム支援事業について解説してきました。

前年度の「こどもエコすまい支援事業」は補助金申請額が予算上限に達した2023年の9月に終了しています。

新しく始まる「子育てエコホーム支援事業」も同様に予算上限に達した時点で終了となることが予想されるので、対象となる人は早めの申請をオススメします。

マイホームの新築予算で、100万円の補助金が受け取れるのは、とてもありがたいですよね。

申請を行うのは、新築工事やリフォーム工事を行う事業者です。自分が対象となるか分からないという人は、住宅会社や工務店の担当営業に相談してみてください。

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