吹き抜けって実際どうなの!?メリット・デメリットと欠点を解決するアイデア5選!

マイホームを建てる際に、一度は憧れるのが「吹き抜け」のある空間。天井が高く、開放感あふれるリビングは、まるで高級リゾートホテルのような非日常を日常に取り込める素敵な間取り。

モデルハウスなどで実際に吹き抜けのある住宅を見学すると、その心地よさと明るさに感動し、「やっぱり吹き抜けにしたい!」と思う方も多いはずです。

しかし、実際に住み始めた方の中には、「冬は寒い」「音が響く」などの現実的な悩みを感じる人も少なくありません。吹き抜けには確かに魅力がある一方で、暮らしの中でデメリットも生じやすいというのが正直なところ。では、そのデメリットを事前に理解し、うまく対策をすれば、吹き抜けのある家はもっと快適に、もっと理想的な空間になるのではないでしょうか?

今回は、まず吹き抜けの持つ魅力と課題について解説したうえで、課題を解決するための実用的なアイデアを5つご紹介します。「吹き抜けのある家」に興味をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください!

吹き抜けのある家の魅力とは?

吹き抜けの一番の魅力は、何と言っても「開放感」です。通常の天井高では得られない、縦方向への広がりが生まれることで、実際の床面積以上に空間を広く感じることができます。特にリビングに吹き抜けを設けると、家族が集まる場所が明るく、開かれた印象になり、訪れた人にも強く印象づけられる空間となります。

住宅そのものに「特別感」が生まれ、シンプルな間取りであっても洗練された印象に仕上がるのが特徴です。

また、吹き抜けによって光をたっぷりと取り込める点も大きなメリットです。2階部分に高窓や大きなFIX窓を設けることで、太陽の光が家の奥まで差し込み、時間帯によって変わる自然光の表情を楽しむことができます。季節によって光の入り方が変わるため、春のやわらかい光、夏の力強い光、秋の柔らかな斜光、冬の澄んだ日差しなど、一年を通して家の中で自然のリズムを感じられる点は、吹き抜けならではの贅沢です。

さらに、照明計画との相性が良いのも魅力のひとつ。高い位置に設置されたペンダントライトやスポットライトは、インテリアとしての役割も果たし、夜には昼間とは違った表情を演出してくれます。昼は自然光、夜は照明によって空間がドラマティックに変化することで、住まいに奥行きと表情が生まれ、暮らしに彩りを加えてくれます。

また、吹き抜けは空間的なつながりを生むため、家族同士のコミュニケーションが自然と増えるという声も多くあります。たとえば、1階にいる家族が2階にいる子どもに声をかけたり、2階から「ごはんできたよー」と呼びかけたりと、空間の垣根を越えて会話が生まれるようになります。特に思春期を迎えるお子さんがいる家庭では、「顔を合わせる機会が少なくなる」といった課題に直面することもありますが、吹き抜けがあることで自然な交流の機会が生まれます。

設計の自由度という点においても、吹き抜けは魅力を発揮します。視線が抜ける設計にすることで、狭小地であっても圧迫感を軽減できたり、空間を“見せる”ことで魅力を引き立てたりと、建築家や設計者がアイデアを活かしやすい場面が多くなります。空間のデザイン性を重視したい方にとっては、まさに吹き抜けは「魅せる空間づくり」のキーポイントとなる要素です。

家族のライフスタイルの変化にも対応しやすいという点も挙げられます。たとえば、将来的に2階部分の一部を床で塞いで部屋にリフォームすることも可能です。つまり、吹き抜けを“可変的な空間”として捉えることで、家族構成やライフスタイルの変化に柔軟に対応できる余地があるという点も、長い目で見たときに大きなメリットとなります。

「家の中に余白をつくる」という発想は、現代の住宅設計において非常に注目されている考え方です。余白は、視覚的にも心理的にも余裕を生み出し、心にゆとりをもたらします。吹き抜けはまさにこの“余白”を住宅に取り入れる手法のひとつと言えるでしょう。ただ生活する場所としての家ではなく、癒しやインスピレーションをもたらしてくれる場としての価値を、吹き抜けは提供してくれます。

このように、吹き抜けの魅力は単なる「おしゃれ」や「見た目のかっこよさ」だけにとどまりません。住まいに立体的な広がりを生み、自然光を取り入れ、家族の絆を深め、そして住む人の心に豊かさを与えてくれる存在なのです。もちろん、デメリットが全くないわけではありませんが、それを理解したうえで上手に取り入れれば、吹き抜けは“憧れ”を“現実の暮らしの質”へと変えてくれる、非常に魅力的な空間設計の選択肢なのです。

一方で気になる「デメリット」も…

一方で、吹き抜けのある家にはデメリットも確かに存在します。まず一番よく聞かれるのが「冷暖房効率が悪い」という声です。

吹き抜けによって空間が広くなるということは、それだけ温度管理が難しくなるということでもあります。特に冬場は暖かい空気が上に逃げやすく、1階が寒くなってしまうケースが多いです。エアコンの効きが悪くなり、光熱費がかさんでしまうことも少なくありません。

また、吹き抜けの空間は音がよく響くという特性があります。1階のテレビの音が2階にまで聞こえたり、逆に2階の話し声がリビングまで筒抜けになってしまうこともあります。家族の距離が近づく一方で、プライバシーの確保が難しくなると感じる方もいるでしょう。

さらに、吹き抜け部分の掃除が大変という点も見逃せません。高い位置にある窓や照明の掃除は脚立や専用の道具が必要になりますし、メンテナンスの際も手間がかかります。見た目の美しさを保つためには、定期的なお手入れが必要になるという現実も受け入れなければなりません。

デメリットを解決するための5つの実用的なアイデア

こうした課題を解決し、快適な吹き抜け空間を実現するためには、あらかじめ工夫を取り入れることが重要です。

アイデア:1

まず、冷暖房効率を改善するための方法として効果的なのが、「シーリングファン」の設置です。天井に設けたファンをゆっくりと回すことで、暖かい空気を下へ、冷たい空気を上へと循環させ、室内の温度を均一に保つことができます。特に冬場にはこの効果が大きく、暖房の効率がぐんとアップします。

アイデア:2

次に、断熱性能の高い窓やサッシを採用することも重要です。吹き抜けに限らず、住宅全体の快適さを左右するのは「断熱性」です。特に吹き抜け空間では大きな窓を設けることが多いため、複層ガラスやLow-Eガラスなど、高性能な断熱窓を選ぶことで、外気の影響を最小限に抑えることができます。これにより、冷暖房効率の悪さをカバーし、室温の安定にもつながります。

アイデア:3

音の問題に関しては、「吸音性のある内装材」を活用するのがおすすめです。たとえば壁材や天井材に音を吸収しやすい素材を使ったり、カーテンやカーペットを厚手のものにすることで、音の響きを和らげることができます。完全に音を遮断することは難しくても、反響を抑えることで随分と快適な空間になります。

アイデア:4

メンテナンスの手間を減らす工夫としては、「メンテナンスしやすい設備の採用」がポイントになります。具体的には、電動で昇降可能なシーリングライトや、清掃のしやすいガラス窓などを選ぶと、高所の掃除の手間が大幅に軽減されます。また、建築段階で吹き抜け部分に足場のような点検用のステップを設けておくという方法もあり、長期的な住まいの維持管理において大きな助けとなります。

アイデア:5

そして、全体として「空間のバランス」を意識することが何よりも大切です。例えば、リビングに大きな吹き抜けをつくる一方で、他のスペースはコンパクトにまとめたり、収納を充実させることで、開放感と実用性のバランスが取れた住まいになります。デザインに偏りすぎず、暮らしやすさと調和させることが、吹き抜けを取り入れる際の大切な視点になります。

吹き抜けは「理想」と「現実」のバランスが大事

吹き抜けのある家は、間違いなく魅力的です。毎日の生活がちょっと特別に感じられるような、そんな空間が手に入る可能性を秘めています。しかし、その理想を現実にするには、しっかりとした準備と工夫が必要です。冷暖房や音の問題、掃除の手間といった現実の課題を正しく理解し、それに対してどう対応するかを考えることで、吹き抜けのデメリットは「解決可能な課題」へと変わっていきます。

せっかくのマイホーム、理想を妥協せずに取り入れたいという気持ちはとても大切です。同時に、その理想を「住みやすさ」という現実とどう折り合いをつけていくかが、成功する家づくりのカギになります。吹き抜けがあることで、家族の時間がより豊かになったり、暮らしに心地よさが加わったりするなら、それはとても素晴らしいことです。

憧れだけではなく、実用性も兼ね備えた「賢い吹き抜け」を目指して、あなたの理想の住まいをかたちにしてみてください。

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