【憧れの庭づくり!】新築外構(エクステリア)の予算と基礎知識
家を新築するときに、外構工事について考えるのを後回しにしていませんか?外構工事とは、門扉・塀・アプローチ・駐車場などの工事のことで、エクステリア工事とも呼びます。インテリアに比べて、後回しにされがちです。また、土地の広さや周辺環境により費用もまちまちで相場がわかりづらく、後から予算オーバーになる可能性もあります。
自家用車を所有しているならカーポートをつけたい、家をおしゃれに見せたいなら玄関アプローチを凝ったデザインにしたい、など理想のエクステリアがあれば、費用や相場、どのような種類があるのかなどを知っておく必要があります。ここでは、外構工事にはどのような種類があるのか、相場はどのくらいかなどについてご説明していきます。
外構工事(エクステリア工事)とは?
外構工事とは、家の外側の工事のことです。塀やフェンス、門扉・門柱、アプローチ、駐車場・カーポート、駐輪場、庭・植栽、ウッドデッキなど、建物本体以外の工事のことで、エクステリア工事とも呼ばれます。外構工事は建築してくれるハウスメーカーにまとめて依頼するケースも多いですが、外構や造園などを手掛ける外構工事の専門業者に直接依頼する方法もあります。
外構工事の費用と種類
新築での外構工事は、全体の建物建設費用の10%を使うとバランスの取れたエクステリアになると言われています。実際、100万円~300万円ほど使って外構工事を行う方が多いです。
1)門柱・門扉(15~30万円程度)
門まわりの外構工事を行う際、一般的には門柱(もんちゅう)と門扉(もんぴ)を設置します。門柱は、「機能門柱」が人気です。機能門柱とは、外構の必須要素である「表札」、「ポスト」、「インターホン」、を全て一体にできるエクステリアのことです。
住まいの第一印象を決めることから外構工事の中でも特にこだわりたいのが門扉です。
門扉は素材やデザインが様々なため、好みの門扉を選択し外構工事を行うことができます。スペースが少ない場合、またオープンな印象にしたい場合は門柱のみを設置することもあります。
2)フェンス(30~50万円程度)
隣家との境界や目隠し目的でフェンス設置の外構工事をする人は多いものです。塀よりも開放感があり風通しがよいことで、外構工事ではフェンスの人気が高くなっています。
また、新築外構の時には設置せず、後からリフォーム工事で追加する、というケースも少なくありません。
3)ガレージ・カーポート(40~100万円程度)
大切な愛車を雨や雪、埃などから守ってくれるのが「カーポート」や「ガレージ」です。基本的に「カーポート」とは主に柱と屋根で出来た囲われてない構造で、「ガレージ」は車を収納する目的だけでなく多目的に使用する場所ということです。ガレージやカーポートの設置理由として挙げられるのが「雨の日に濡れずに車に乗り降りができる」ことでしょう。キーレスエントリーが主流になったとはいえ、大きな荷物を持っているときやお子様やお年寄りが居る場合は、乗り降りに時間がかかることがあるので、そんな時にも屋根があれば安心です。
4)ウッドデッキ(40~50万円程度)
ウッドデッキは、木材または樹脂などで作られた屋外に設置される木製のテラスのことです。 庭と家を繋ぐことで自然と調和した雰囲気を出し、庭を楽しむことができることから人気の高い外構工事です。ウッドデッキには天然木材も使用されますが、屋外という環境であることから耐久性やメンテナンス面で優れた樹脂製のウッドデッキが最近の外構工事の売れ筋です。天然木に比べて色あせや変色が出にくく、質感や見た目も木材と遜色ありません。
5)玄関アプローチ(30~60万円程度)
門まわりから玄関にかけてのアプローチに砂利やコンクリートを敷いたり石材を貼ったりして歩きやすくする工事です。毎日歩く場所ですので、デザインだけでなく安全面でも必要な工事です。
6)サンルーム(40~150万円程度)
サンルームとは3方の壁と天井をガラスで覆った部屋のことです。家のバルコニーの代わりに外に張り出す形となっております。目的としては、リビングの延長として居心地の良い空間を作ることや、雨の日でも洗濯物を干すことができるなど家事の効率を高めることなどです。前面を開放して庭とリビングとを一体化させるようなサンルームもあります。
7)植栽(10~20万円程度)
樹木や草花を植えることを指します。真夏の暑さや真冬の風をやわらげ、一年を通して快適な空間を演出してくれます。緑で住まいを囲うことで自然がすぐそばに感じられ、優しい雰囲気に包まれます。シンボルとなる樹木をワンポイント入れることで全体の印象が変わります。
魅せ方の違う3つのスタイル
外構工事は設置する構造物の違いによって、クローズ外構・オープン外構・セミクローズ外構の3種類に分けられます。ここからは、建物や庭、外構を含む住まい全体の見え方や使い方を考えた3つの外構スタイルをご紹介いたします。
1)クローズ外構
クローズ外構は、丈長の塀・フェンスを設置し、敷地の内外を明確に区分けするタイプの外構です。
外部から敷地内の様子をうかがえず、高い防犯性とプライバシーを保つことができます。建物周囲を塀で覆うと閉鎖的に感じられるため、建物と敷地境界線に十分な間隔がある住宅におすすめです。
防犯上クローズ外構を選択するときは、敷地内に死角や隠れる場所ができないよう注意しなければなりません。一面を塀にし、防犯面で不安がある場合は、センサー付ライトを設置するなどで防犯対策が可能です。
2)オープン外構
オープン外構は、建物周囲に塀・フェンスなどをあまり設置しない、または設置しても低めの構造物とするタイプです。外部の視線は遮りにくいものの、居住者は開放的な雰囲気を味わえます。
オープン外構は設置する構造物が少ないため、工期や費用を抑えやすい点も魅力です。ただし、住居の窓がある位置によっては日常生活が丸見えになる場合もあります。プライバシーを重視したい箇所は目隠しフェンスの設置を検討しましょう。
3)セミクローズ外構
セミクローズ外構は、塀やフェンスで完全に周囲を囲むのでは無く、必要な場所にのみ設置するタイプ外構です。オープン外構ではどうしても気になる外部からの視線を塀で遮ることでプライバシーを守りつつ、十分な開放感を維持することができます。クローズ外構とオープン外構の双方のメリットを得ることができます。
DIYで外構工事費を抑えよう!
外構工事は自分ではできない、難しい作業というイメージがあると思いますが、外構工事は自分で行うこともでき、最近ではDIYとして趣味の幅を広げている人もいます。
では、自分でできる外構作業には、どのようなものがあるのでしょうか?
ここからは、特別な技術がなくても自分で外溝工事にチャレンジできる外構作業をいくつかご紹介いたします。
1)土部分の整備
土部分の整備は主に、「芝生を敷く」「防草シートを貼る」「砂利を敷き詰める」などです。
これらは外構作業の中でも難易度が低いので、自分で始める外構作業としては一番取り掛かりやすいのも魅力です。
2)レンガブロックの設置
レンガブロックの設置は、大きく分けると以下の3つに分かれます。
・庭木や花壇などで使う縁石としてレンガを埋める
・玄関アプローチ等の舗装などにレンガを敷く
・レンガで囲い等を積んで花壇を作る
いずれも費用は高くなく、初心者でも気軽に取り組める外構作業です。
3)ウッドデッキの設置
ウッドデッキは「もうひとつのリビング」として定着してきており、外構業者に頼むのはもちろんですが、ホームセンターで材料や道具さえあれば自分で外構作業ができる事でも人気です。
さらに、ウッドデッキ組み立てキットを購入すれば作業時間も短縮できます。
4)フェンスの設置
少し難易度は高いですが、フェンスの設置も自分で行うことができます。
作業としては、コンクリートブロックを地面に固定するか、穴を掘って埋め込み、フェンスを設置し、セメントやコンクリートで固めます。フェンスの設置は最初の土台作りが大事です。
外にあることから台風が来た場合や強風に備えた強度を自分で作る必要があるだけでなく、防腐処理された木材を使用するなど、工夫が必要です。自分では難しそうだという場合は無理せず外構業者に依頼をしましょう。
まとめ
新築時の外構工事(エクステリア)の相場や種類についてご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか?住宅の外構工事にはプライバシー確保や防犯性の向上、開放的で過ごしやすい空間作りなどさまざまなメリットがあります。また、理想のエクステリアに仕上げるために、ご家族の生活スタイルや周辺環境、予算などの様々な要素をしっかりと考えましょう。
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