犬が滑らないフローリング・におい対策・汚れ対策まで!後悔しない家づくりアイデア

犬 と一緒に暮らす家づくりを考える人が年々増えています。
大切な家族の一員として、犬にも快適で安全な住環境を整えたいと感じる方が多いからです。

しかし実際にはフローリングで滑ったり、においや汚れが気になったりと、住んでから気づく悩みも少なくありません。

だからこそ、家づくりの段階で犬の生活をしっかり想定することが大切です。
床材の選び方・間取り・通気性などを工夫すれば、犬も人も心地よく過ごせる空間が実現します。

さらに、近年はペット対応の建材や設備も増えています。
そのため、デザイン性と機能性を両立した住まいづくりも可能です。

この記事では、愛犬と暮らす家づくりにおけるアイデアをご紹介。
滑りにくいフローリング選びからにおい・汚れ対策、動線の工夫まで、後悔しない家づくりのポイントを解説します。

愛犬が滑らない家づくりのポイント

愛犬が家の中で安全に歩ける環境は、健康を守るうえでとても重要です。
特にフローリングは、犬の足腰への負担が大きくなりやすいため、素材や施工方法を慎重に選ぶ必要があります。
ここでは、犬が滑らず快適に過ごせる家づくりの工夫を紹介します。

滑りにくい床材を選ぶ

犬は人よりも足裏の摩擦が少ないため、フローリングでは簡単に滑ってしまいます。
そのため、床材選びではまず滑りにくさに注目しましょう。

おすすめは、クッションフロア・フロアタイル・無垢材フローリングなどです。
これらは適度な柔らかさがあり、犬の足腰への負担を軽減できます。
また、傷がつきにくい加工が施されているものを選ぶと、長く美しい状態を保てます。

さらに、近年はペット専用の床材も多く登場しています。
表面に滑り止めコーティングを施したタイプや、消臭効果を兼ね備えた高機能素材もあり、デザインと安全性の両立が可能です。

床材選びのチェックポイント

項目内容
滑りにくさ犬の足裏が安定する摩擦力を持つ素材を選ぶ
柔軟性クッション性が高く、関節への負担を軽減
耐久性爪やおもちゃによる傷に強い素材を選ぶ
メンテナンス性掃除しやすく、水拭きに対応していること

このように、犬の動きを想定した床材選びを意識することで、長く安心して暮らせる空間が実現します。

施工時の工夫で安全性を高める

床材を選ぶだけでなく、施工段階での工夫も欠かせません。
犬はわずかな段差でもつまずくことがあるため、フラットな設計が基本です。

また、部屋の境目には見切り材を使用し、床の段差をなくすことで転倒リスクを減らせます。
階段のふちには滑り止めテープを貼るなど、細かな対策も効果的です。

安全面を高める具体的な工夫

・廊下やリビングの床をフラットに統一する
・コーナー部分にクッション材を貼る
・階段にはすべり止め加工を施す
・マットやラグを部分的に敷いて動線を確保する

これらの工夫を取り入れることで、犬が安心して走り回れる空間になります。
さらに、人にとっても快適なバリアフリー設計となり、家全体の満足度が高まります。

季節ごとの快適さにも配慮

犬は夏の暑さや冬の冷えに敏感です。
床が冷たすぎると関節に負担がかかるため、断熱性のある床材を選びましょう。

夏場は通気性が良い素材、冬は保温性の高い素材を使い分けることで、年間を通して快適に過ごせます。
また、床暖房を設置する場合は、低温でも安定して温まるタイプを選ぶのが安心です。

愛犬のにおい対策を意識した家づくり

愛犬と暮らす家では、どうしてもにおいが気になります。
来客時や季節の変わり目など、ふとした瞬間に「ペットのにおいが気になる…」と感じる方も多いでしょう。
そこで、家づくりの段階からにおいをためない工夫を取り入れることが大切です。

換気と空気の流れを設計する

においを抑える基本は、空気の流れをつくることです。
犬のにおいは空気中に広がりやすく、換気が不十分だと部屋全体にこもってしまいます。

まず、対面通風を意識して窓を配置しましょう。
風の入口と出口をつくることで、部屋の空気が自然に循環します。
特に、犬がよく過ごすリビングや玄関付近は、風が抜ける構造が理想です。

さらに、近年は第1種換気システム(機械で給気・排気を行う方式)を導入する家庭も増えています。
フィルターを通して空気を循環させるため、花粉やほこりも同時に除去でき、清潔な環境を保てます。

換気設計のポイント

・窓を「対角線上」に配置して風の通り道を確保する
・空気がこもりやすい玄関・トイレにも小窓を設ける
・換気扇は24時間タイプを選び、常に空気を入れ替える

こうした小さな工夫で、犬特有のにおいを大幅に減らすことができます。

消臭効果のある素材を取り入れる

空気の流れに加えて、素材選びもにおい対策には欠かせません。
壁や床など、広い面積を占める部分に消臭効果のある素材を取り入れることで、においの発生源を根本から軽減できます。

代表的な素材は、珪藻土(けいそうど)やエコカラットです。
これらは湿度を調整しながら、空気中のにおい成分を吸着して分解する性質があります。
特に梅雨時期や夏場など、湿気の多い季節にも効果を発揮します。

消臭素材の比較表

素材名特徴メリット注意点
珪藻土天然素材で湿度とにおいを吸収調湿+消臭のW効果表面が傷つきやすい
エコカラットデザイン性が高くメンテナンスも簡単においを分解し再放出しないコストがやや高め
漆喰抗菌作用がありナチュラルな質感自然素材で安心施工にやや技術が必要

また、床や壁のクロスに消臭加工タイプを採用するのもおすすめです。
においを抑えるだけでなく、汚れが付きにくい素材もあり、長く清潔を保てます。

ペットスペースの位置にも配慮

愛犬の寝床やトイレなど、においの出やすい場所は風通しの良い場所に配置しましょう。
部屋の隅や狭い空間に置くと、においがこもりやすくなります。

ペットスペースをリビングの一角に設ける場合は、空気の流れを考えて窓際や通風ライン上に設置すると快適です。
さらに、においの元となるトイレシーツやフード類は、密閉できる収納にしまうと安心です。

においを防ぐ収納の工夫

・トイレ用品は蓋つきボックスで管理
・ごはんやおやつは密閉容器に入れて湿気を防止
・消臭剤や炭などを設置し、常に空気をリセット

こうした対策を家づくりの段階で取り入れておくと、後からリフォームする手間を減らせ、長期的にも快適さを維持できます。

プラスα:愛犬のにおいを減らす生活習慣

どれだけ設計を工夫しても、日々のケアも欠かせません。
におい対策の効果を高めるために、以下の習慣を心がけましょう。

・ブラッシングをこまめに行う
・ベッドやクッションは定期的に洗濯する
・トイレは1日1回以上、こまめに掃除する
・エアコンフィルターや換気口も月に1度は清掃

これらを意識するだけで、家全体の空気がぐっと爽やかになります。

愛犬の汚れ対策におすすめの工夫

愛犬と暮らす家では、汚れがつきものです。
散歩帰りの泥や毛の抜け落ち、食事のこぼれなど、日常の中に汚れの原因はたくさんあります。
家づくりの段階で対策をしておくことで、掃除の手間を大きく減らせます。

玄関に愛犬の洗い場を設置する

散歩のあとにそのまま室内へ入ると、床や壁がすぐに汚れてしまいます。
そこで便利なのが、玄関横に設ける犬用の足洗い場です。

小型犬であれば、コンパクトなシンクを設置するだけでも十分です。
中型犬・大型犬の場合は、少し高さのあるシャワータイプを採用すると洗いやすくなります。
また、床を防水素材にしておくことで、水はねや泥汚れを簡単に拭き取れるでしょう。

洗い場を設けるときのポイント

項目内容
床材防水性・耐久性のあるタイルや樹脂素材
排水勾配をつけて水が流れやすくする
温水設備冬でも犬の体を冷やさず洗える
収納タオルやシャンプーをまとめて保管

このような工夫を取り入れることで、外から帰った犬も気持ちよく室内に入れます。

壁と床の素材を選んで掃除を楽に

犬が走り回る家では、床や壁へのダメージも多くなります。
そのため、汚れや傷に強い素材を選ぶことが重要です。

たとえば、壁紙には汚れ防止加工タイプを選びましょう。
犬が体をこすっても簡単に拭き取れるだけでなく、においも残りにくくなります。
床材には、耐水性・耐傷性・防汚性の3つを満たす素材が理想です。

おすすめは以下の3つです。

・クッションフロア:柔らかく汚れが染み込みにくい
・フロアタイル:高級感があり、掃除も簡単
・塩ビタイル:水拭きができてにおいが残りにくい

これらは見た目のデザインも豊富で、インテリア性を損なわずに清潔を保てます。

汚れを防ぐためのレイアウト工夫

犬が過ごすエリアを明確に区切ると、汚れが広がりにくくなります。
たとえば、リビングと寝室をゲートで仕切る、トイレスペースを固定するなどの工夫が有効です。

また、食事スペースの下には防水マットを敷くと安心です。
食器の水はねやフードのこぼれもすぐに拭き取れます。

生活動線の工夫例

エリア対策アイデア
リビング犬の出入り範囲をゲートで制限
ダイニング防水マットを敷いて食事の汚れを防止
廊下汚れにくい素材で滑り防止も兼ねる
洗面所足洗い後のタオル掛けを設置

このように、犬の動線を意識した設計をすることで、掃除しやすく、いつでも清潔な空間を維持できます。

犬の毛対策も忘れずに

汚れだけでなく、犬の毛も家の中を汚す要因の一つです。
とくに換毛期には抜け毛が増え、床や家具に付着しやすくなります。

対策として、静電気を防ぐ素材を使うのがおすすめです。
家具カバーやラグを綿・麻などの天然素材に変えるだけで、毛の付着が軽減します。
また、ロボット掃除機を活用できるよう、段差のないフラットな床にすることも効果的です。

抜け毛を減らす工夫

・犬のブラッシングを毎日行う
・エアコンや換気口にフィルターを設置
・ソファカバーやマットを洗える素材にする

これらを意識することで、清潔さをキープしながら犬との生活を快適に楽しめます。

愛犬の動線を考えた間取りの工夫

愛犬がのびのびと動ける間取りは、家づくりの満足度を大きく左右します。
人も犬も安心して移動できるように、動線を意識した設計を取り入れることがポイントです。
ここでは、犬の習性や生活リズムを考えた間取りアイデアを紹介します。

行き止まりのない動線を意識する

犬は狭い場所や行き止まりを苦手とします。
人の動きと同じように、回遊できる動線を設計することでストレスを軽減できます。

たとえば、リビングから廊下・玄関・ダイニングへと回れるような配置にする。
そうすることで、愛犬が自由に動けるだけでなく運動不足の解消にもつながります。

また、犬は家族の気配を感じることで安心します。
ドアを閉めても互いの存在を感じられるように、室内窓や格子デザインを取り入れるのもおすすめ。
開放感を保ちながら、安全性も確保できます。

回遊動線を取り入れるメリット

・人も犬も自由に動けるためストレスが少ない
・運動不足やいたずら防止に役立つ
・家事動線と重ねることで生活効率が上がる
・来客時もスムーズに移動できる

このように、動線の工夫は犬だけでなく家族全員にとって快適な設計になります。

危険を避けるためのゾーニング設計

動線を考える際は、安全性の確保も忘れてはいけません。
特にキッチンや階段など、犬にとって危険な場所にはゾーニング(区分け)を行いましょう。

たとえば、キッチン入口にベビーゲートを設置すると、料理中に犬が入ってくるのを防げます。
階段下には転倒防止の柵をつけるなど、日常の事故を未然に防ぐ工夫が大切です。

ゾーニングの実践例

エリア対策方法
キッチンゲート設置+床材を滑りにくくする
階段下部に柵を設置して転落防止
洗面所扉で区切り、掃除道具を見せない収納に
玄関リード掛け+飛び出し防止扉を設置

動線とゾーニングをうまく組み合わせることで、犬の安全と快適さを両立した住まいが完成します。

犬専用スペースをつくる

犬には、落ち着ける自分だけのスペースが必要です。
リビングの一角や窓際など、家族の様子を感じながら休める場所をつくりましょう。

ケージやベッドを置く際は、直射日光やエアコンの風が当たらない位置を選ぶのがポイントです。
また、床に滑り止めマットを敷いておくと、寝起きの動作も安全になります。

犬のスペースづくりポイント

・窓際など風通しの良い場所に設置する
・静かで安心できる位置にケージを置く
・収納棚を兼ねたデザインでインテリアになじませる
・季節に応じて温度・湿度を調整する

こうした工夫を取り入れることで、犬が安心して過ごせる居場所を確保できます。

生活リズムを考えた間取り

犬の生活リズムは人と異なり、昼夜問わず活動することもあります。
そのため、生活音や照明にも配慮した間取りづくりが大切です。

寝室や書斎を犬の活動エリアから少し離すと、夜間も静かに過ごせます。
また、リビングの照明は調光式にして、犬が落ち着ける明るさに調整できると理想的です。

家族と犬が快適に過ごすための工夫

・動線は回遊式で、段差を最小限にする
・危険エリアにはゲートを設置する
・犬専用スペースは通気性と安全性を両立
・照明・温度・音にも配慮して生活リズムを整える

こうしたアイデアを家づくりに取り入れることで、犬も家族も自然体で暮らせる理想の住まいが実現します。

掃除がしやすい家づくり

犬と一緒に暮らす家では、毎日の掃除が欠かせません。
毛の抜け落ちや足跡、食べこぼしなど、汚れがたまりやすい場所を考慮した設計が大切です。
ここでは、犬との暮らしを快適に保つための「掃除がしやすい家づくり」の工夫を紹介します。

フラットな床とシンプルな間取りにする

掃除のしやすさは、床の段差や間取りの形に左右されます。
犬が歩きやすく、掃除機やロボット掃除機が使いやすいフラットな床設計を意識しましょう。

段差をなくすことで、犬のつまずきを防ぐだけでなく、毛やホコリが溜まりにくくなります。
また、家具の脚を少し浮かせるフロートスタイルにすれば、掃除機が奥まで届きます。

掃除しやすい床設計のポイント

項目内容
段差のない床犬の安全と掃除効率を両立
フロート家具下部に空間を作り、掃除機を通しやすく
掃除ロボット対応家具配置を考慮して通路を確保
配線収納コードを壁内に通し、毛やホコリの付着を防止

動線を広く取ることで、掃除中も犬が安心して移動できる空間になります。

汚れをためない収納と動線設計

掃除を楽にするためには、犬用品の収納場所を明確にしておくことが大切です。
リードやおもちゃ、トイレ用品などをまとめて収納できるスペースを設けましょう。

玄関にはお出かけグッズ専用棚を、リビングには日常ケア用品の収納ボックスを設けると便利です。
犬の毛やにおいがついたものをすぐに片づけられるため、見た目もすっきりします。

収納アイデア例

・壁掛け収納:リードやおもちゃを掛けてすぐ取れるようにする
・床下収納:トイレシートや消耗品をまとめて保管
・引き出し式収納:掃除道具をサッと取り出せる位置に配置
・玄関収納:散歩後のタオル・洗浄スプレーをまとめて管理

収納を工夫することで、掃除の準備時間を短縮でき、日常がぐっと快適になります。

掃除しやすい素材選びも重要

犬と暮らす家では、床・壁・建具などの素材選びも掃除のしやすさを左右します。
たとえば、撥水加工や防汚機能のある素材を選ぶと、汚れがついてもサッと拭き取れます。

・床材:フロアタイル・クッションフロアなど、水拭き対応の素材
・壁材:汚れ防止クロスや消臭効果のある壁紙
・建具:マット仕上げや指紋が目立ちにくいタイプ

さらに、掃除機やモップが通りやすい直線的な間取りもポイントです。
細かく仕切られた部屋よりも、ワンフロアで見通しの良い空間が掃除の効率を高めます。

定期的に掃除したい場所リスト

犬と暮らす家では、見落としがちな場所も多くあります。
定期的にチェックしておくと、においや汚れの蓄積を防げます。

項目頻度ポイント
床・フローリング毎日抜け毛や足跡を早めに拭き取る
壁の下部週1回犬の体やしっぽの汚れを除去
換気口・フィルター月1回毛やホコリの詰まりを防ぐ
カーテン・ソファ季節ごとにおい・毛の付着を洗濯でリセット

このように掃除がしやすい家は、犬との暮らしをもっと快適に変えてくれます。
家づくりの段階から、日々のメンテナンスを意識することが、清潔で心地よい空間づくりの第一歩です。

愛犬と暮らす家での冷暖房対策

愛犬は人よりも体温調整が苦手な動物です。
特に室内飼いの場合、冷暖房の使い方や空気の流れに気を配ることが大切です。
ここでは、犬が一年中快適に過ごせる冷暖房対策のポイントを紹介します。

季節ごとの温度管理を意識する

犬は夏の暑さにも冬の寒さにも弱い生き物です。
人が快適と感じる温度でも、犬にとっては負担になることがあります。

季節別の理想的な室温の目安

季節目安温度ポイント
春・秋20〜23℃室温が上がりすぎないよう通気重視
25〜27℃直射日光を避け、エアコンで湿度も管理
18〜22℃床付近の冷気を防ぐ工夫をプラス

犬は床に近い位置で生活しているため、床付近の温度差に注意しましょう。
冬場は床が冷たくなると、関節への負担や冷えによる体調不良を引き起こすこともあります。

冬の寒さ対策には床暖房や断熱材

寒い季節におすすめなのが、低温タイプの床暖房です。
床全体をやさしく温めることで、犬の足元まで心地よい暖かさを届けられます。

ただし、温度設定が高すぎると足裏の乾燥ややけどの原因になります。
弱や低温モードに設定し、24時間つけっぱなしにせず、温度を一定に保つことを意識しましょう。

また、壁や窓の断熱性を高めることも効果的です。
ペアガラスや断熱サッシを採用すれば、外気の影響を受けにくくなり、冷暖房効率もアップします。

冬の快適対策チェックリスト

・床暖房を導入し、低温でやさしく温める
・断熱材や二重サッシで冷気をシャットアウト
・犬のベッドを床から少し浮かせて配置
・厚手のラグやマットで保温性をプラス

こうした工夫で、寒さに弱い犬も安心して過ごせます。

夏の暑さ対策には遮熱と通風が鍵

夏は熱中症のリスクが高まるため、遮熱と風通しの両立が欠かせません。
窓からの直射日光を防ぐには、遮熱カーテンや庇(ひさし)を活用しましょう。
また、風が通るように窓の配置を工夫すると、自然な換気が可能になります。

室内ではエアコンを使いながら、サーキュレーターで空気を循環させるのがおすすめです。
冷気を部屋全体に行き渡らせることで、温度ムラを防げます。

夏の快適対策ポイント

・遮熱カーテンで直射日光を防ぐ
・風の通り道を意識した窓配置にする
・サーキュレーターで空気を循環させる
・給水器を複数設置して脱水を防止

犬が長時間留守番をする場合は、エアコンのタイマーを活用して温度を一定に保ちましょう。

空調設備の配置にも注意

エアコンやヒーターの風が直接犬に当たらない位置に設置することが大切です。
強い風を受け続けると、乾燥や体調不良を引き起こすおそれがあります。

また、空調機器のフィルターには犬の毛が溜まりやすいため、月1回の掃除を習慣化しましょう。
清潔なフィルターは冷暖房効率を高め、電気代の節約にもつながります。

空調の配置・メンテナンスポイント

・風向きを調整し、犬に直接当てない
・フィルター掃除は月1回を目安に
・加湿器で乾燥を防ぎ、皮膚トラブルを予防
・温度計を床近くに設置して管理する

冷暖房対策を家づくりに取り入れることで、犬の健康を守りつつ、一年を通して快適に過ごせる理想の住まいが完成します。

愛犬の健康を守るための素材選び

愛犬が安心して暮らせる家をつくるには、素材選びにも注意が必要です。
人にとって快適な空間でも、犬には刺激が強かったり、健康を損ねる原因になることがあります。
ここでは、犬の体にやさしい建材や内装素材の選び方を紹介します。

有害物質の少ない建材を選ぶ

犬は人よりも床に近い位置で生活しているため、空気中の化学物質の影響を受けやすいといわれています。
特に新築やリフォーム直後は、建材からホルムアルデヒドなどの揮発性化学物質が放出される場合があります。

そこでおすすめなのが、F☆☆☆☆(フォースター)認定の建材です。
これは国が定めるホルムアルデヒド放散量の最も低いランクで、犬にも人にも安心して使える素材として評価されています。

安全性の高い素材の例

素材特徴メリット
無垢材化学物質を含まない天然素材調湿作用・温かみがある
珪藻土湿度とにおいを吸着カビ・ダニの発生を抑える
漆喰抗菌・防臭効果ナチュラルで明るい仕上がり
コルク材クッション性が高く足腰にやさしい滑りにくく静音性も◎

これらの素材を床・壁・天井に取り入れることで、犬が深呼吸したくなるような、空気のきれいな空間を実現できます。

滑り止めマットやラグで安全性をプラス

家全体をリフォームしなくても、滑り止めマットやペット対応ラグを活用すれば、犬の足腰への負担を軽減できます。

特にシニア犬や小型犬は関節が弱いため、フローリングで滑るとケガの原因になります。
通路や階段、ソファ前など、犬がよく通る場所に敷くだけでも安全性が高まります。

マット選びのポイント

・クッション性のある素材を選ぶ
・洗えるタイプで清潔を保ちやすい
・裏面に滑り止め加工があるものを選ぶ
・カラーは汚れが目立ちにくい中間色が◎

最近では、インテリアになじむデザインのペット用ラグも増えています。
愛犬の安全を意識しながら、おしゃれな空間づくりも楽しめます。

自然素材を活かした空気環境づくり

犬の健康を守るためには、室内の空気も重要です。
自然素材を使うと、化学物質の放出を抑えながら、湿度を一定に保てます。

たとえば「無垢材の床+珪藻土の壁」という組み合わせは人気の高い構成です。
湿度が上がると余分な水分を吸収し、乾燥すると放出するため、犬の皮膚トラブルやにおいの発生も防ぎやすくなります。

また、観葉植物をインテリアとして取り入れるのもおすすめです。
ただし、一部の植物には犬に有害な種類もあるため、安全な品種を選ぶことが大切です。

犬に安全な観葉植物の例

・パキラ
・アレカヤシ
・サンスベリア
・スパティフィラム(ただし触れすぎには注意)

自然素材と植物の調和は見た目にも心地よく、犬と人がリラックスできるやさしい空間をつくり出します。

メンテナンスのしやすさも健康維持の鍵

健康的な環境を保つには、日々の掃除やメンテナンスが欠かせません。
選ぶ素材は、お手入れのしやすさも重視しましょう。

たとえば、床に無垢材を使う場合は、定期的にワックスをかけると耐久性が向上します。
一方で、珪藻土や漆喰の壁は、表面の汚れを軽く削るだけで新品のように保てます。

メンテナンス性を考えた素材選びを行うことで、清潔な状態を長く維持し、犬の健康を守る家づくりが可能になります。

まとめ

愛犬と暮らす家づくりでは、滑りにくい床やにおい・汚れ対策、動線の工夫など、細やかな配慮が欠かせません。
どれも愛犬の安全と健康、そして家族の快適な暮らしを守るために大切なポイントです。

家の素材や間取りを工夫すれば、日々の掃除が楽になり、清潔な空間を保てます。
また、断熱性や通気性を高めることで、犬にとっても過ごしやすい温度環境が整います。

さらに、自然素材や低ホルムアルデヒド建材を選ぶことで、空気がやわらかく健康的な住まいが実現します。
小さな工夫の積み重ねが、犬も人も安心できる家づくりにつながります。

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