一戸建ての防犯対策は大丈夫?家を建てる前に出来る「10の防犯対策」

家を建てる際に一度は考えるべき防犯対策ですが、一戸建てはマンションに比べてセキュリティ面で不安を感じる方も多いと思います。一戸建ては集合住宅に比べて隣の家との距離も離れており、侵入経路も多いことから、実際に侵入窃盗の被害件数も一戸建ての方が多いというデータも出ています。

警視庁の住まいの防犯対策サイト「住まいる防犯110番」によると、侵入窃盗の被害件数は、平成15年をピークに減少し令和元年は57,808件となっていますが、いまだに一日当たり約79件の侵入窃盗が発生しています。その中でも発生場所別認知件数は、一戸建て住宅が43.9%と最も多いです。

今回は家づくりに取り入れられる対策を玄関・窓・外構の場所ごとにご紹介します。どの家にも起こりうる侵入窃盗犯罪だからこそ、万全の対策をして安心して過ごせるマイホームを手に入れましょう。

参考:住まいる防犯110番

家づくりと合わせて考えよう【防犯対策できる場所】

それでは実際に防犯対策ができる場所を考えてみましょう。

一番に思い浮かぶ防犯対策と言えば「玄関に防犯カメラを設置する」という対策なのではないでしょうか?家の中に入るための経路はほとんどの家で2つしかありません。

【玄関】と【窓】です。それぞれの場所で家づくりの際に取り入れることができる防犯対策をご紹介します。

泥棒が嫌がる「玄関」とは?

空き巣・窃盗犯は、短時間で目立たず犯行を行いたいと考えています。そのため侵入者が来たら音や光が出るようにして目立つようにしておくことをオススメします。

・まずは防犯カメラを設置しよう
防犯カメラは、犯罪の抑止効果が非常に高いのでぜひ設置したほうが良いです。

・玄関にライトを設置する
こちらも侵入の抑止力になります。夜間の人気が少ない時間に侵入することが多い窃盗犯にとても効果的です。夜間のみ照明で玄関を照らしておく方法や、人を感知して照らす人感センサーライトを設置する方法もあります。

・玄関前に防犯砂利をしく
防犯砂利とは76.5dB以上の音を出すように作られた砂利を指します。歩くと大きい音が出るので、可能であれば玄関や窓の周りを防犯砂利にしましょう。

・ピッキング対策のドアを選ぶ
現在ハウスメーカーで使用している玄関ドアは、ピッキング対策されているドアがほとんどです。2ロック式で2つ目の鍵が開くまでに時間がかかると再ロックされる機能がついていたり、そもそもピッキングされにくいカードキーやリモコンキーを採用しているものもあります。

無施錠(鍵の閉め忘れ)をなくす工夫も大事
侵入窃盗被害で一番多い侵入手段は「無施錠の場所からの侵入」です。日頃から短時間の外出でも必ず鍵をかける習慣を癖づけておくことも非常に大切です。しかし、うっかり施錠を忘れてしまったなんてこともあると思います。そのためにも事前に閉め忘れたときも施錠してくれる玄関ドアにしておきましょう。オートロックにすると締め出されないか心配。なんて人もいると思いますが、今はスマホなどの電子機器を通じて、開錠や施錠を行う「スマートロック」などもありますので、ご家族のライフスタイルに合わせた鍵を選択することができます。

窓にできる防犯対策

侵入場所の中で一番多いのが窓です。鍵が開いている窓から侵入したり、窓ガラスを破って入ったりするケースが想定されますので、厳重な防犯対策が必要となります。

・2ロックの窓にする
通常の鍵と窓の下の方にある補助錠により2カ所をロックすることで、外から簡単に開けられないようにします。一般的に、侵入に5分かかると約7割、10分かかると約9割が侵入を諦めると言われていますので、補助錠があると効果的です。また、侵入を防ぐ以外にも、補助錠があると小さい子供が開けることを防ぎ転落防止になるなどのメリットもあります。

・小さめの窓に面格子を設置する
小さい窓だからといって油断は禁物です。防犯性を高めるためにも浴室・トイレなどの小さな窓に面格子をすると良いでしょう。

・割れにくい窓ガラスにする
最近ではガラスの間に強度と柔軟性に優れた樹脂中間膜を挟み込んだ、破壊されにくい防犯タイプの複層ガラスもあります。既存の窓を割れにくくする場合は、防犯用のガラスフィルムを貼るという方法もあります。

窓の防犯対策の+@「窓の近くに踏み台になるものを置かない」
窓の外に踏み台になるものを置くと、小窓や2階の窓から侵入されるケースが考えられます。ものを置かないことも気をつけなければいけませんが、意外と盲点なのが「室外機」です。家の間取りを作る際、あまり気にかけない箇所ですが、寝室の窓の下に室外機があるなんてことも珍しくありません。エアコンの位置が関係してきますので、後から移動することが難しい室外機の場所もあらかじめチェックしておきましょう。

外構部分にできる防犯対策

窃盗犯はとにかく誰にも見られないように家の中に入りたいので、玄関や窓の周りはなるべく隠れるものがなくオープンなのがベストです。しかしそうは言っても全く何もない、というわけにもいきませんよね?隣の家との間にフェンスが必要な場合もあるし、洗濯物が丸見えなのは防ぎたい。家の周りの外構部分にできる防犯対策にはどんなものがあるのでしょうか。

・格子タイプの向こうが見えるフェンスにする
外溝にフェンスを設ける場合は、外から玄関が見えなくなるような塀ではなく、格子タイプやメッシュタイプのものにした方が防犯性は高まります。フェンスや塀は外から玄関扉が見える高さにしておくと、玄関からの侵入の抑止力になりますよ。

・門扉にライトとモニター付きインターホン
門扉を設置する場合は、ライトとモニター付きインターホンを設置すると良いでしょう。夜間人が来たら照らされるセンサーライトが門扉についていると、人に見つかる可能性が高くなり侵入しずらくなります。

・可能なら外灯を付ける
外溝や塀の形状にもよりますが、外灯を設置して夜でも明るい家にしておくことで夜間の侵入を防ぐことができます。人目につきにくい裏庭や勝手口、玄関側以外の家の周りにはなるべく外灯もしくはセンサーライトを設置しておくと安心です。とにかく暗がりをなくすことが侵入窃盗の大きな抑止力になります。

日々心がけるだけでも出来るちょっとした防犯対策

日頃の生活の中でも少し意識することで防犯することができます。まず、窓の近くに踏み台になるような物を置かないようにしたり、2階の窓や小窓も開けっ放しにしない、庭の手入れをこまめにしておくなどがあります。窃盗犯は必ず下見を行い侵入経路や人の出入りを事前に確認することが多いので、窓や玄関から侵入しにくくすることはもちろん、施錠や家そのものの管理をしっかりしているという印象を与えることができ、犯罪の抑止力になります。

マイホームにできる防犯対策のまとめ

1.防犯カメラを設置する
2.玄関にライトを設置する
3.玄関・窓の周りを防犯砂利にする
4.ピッキング対策の玄関ドアを選ぶ
5.2ロックの窓にする
6.小さめの窓に面格子を設置する
7.割れにくい窓ガラスにする
8.格子タイプの向こうが見えるフェンスにする
9.門扉にライトとモニター付きインターホン
10.外灯を付ける

これらは家づくりの際に出来る防犯対策ですが、もちろん全てを取り入れられない場合もあります。予算や理想の家のデザインや間取りによっては難しいこともありますが、家族の安全対策をするに越した事はありません。できる限りかつ、家族のライフスタイルに合わせた防犯対策を行い安心して暮らせるマイホームを手に入れましょう。

今回ご紹介した対策は、ホームセンターなどで購入して後付けできるものもありますので、今の暮らしに防犯面で不安がある人は一度家族で考えてみてくださいね。

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