【重要】住宅設計!打ち合わせ時の注意点とは?

理想のマイホームを手に入れるには、住宅設計の打ち合わせで自分たちの希望や悩みを正確に伝える必要があります。注文住宅の場合は、何も決まっていない状態から始まるため、お客様とハウスメーカーの担当者が何度も打ち合わせを重ね、共通の認識を持つことが家づくりの失敗を防ぐポイントです。
注文住宅は、ハウスメーカーとの打ち合わせを経て作り上げていきます。出来上がる住宅の質は、打ち合わせの質に比例すると言っても過言ではありません。
マイホームに希望を反映させて、暮らしやすい家をつくるためには、どのような点に気をつければいいか、どのような打ち合わせを、どんな点に注意して進めればいいのか、打ち合わせについてよくわからない方も多いのではないでしょうか。
今回は、家づくりにとって重要な打ち合わせ時に注意すべきポイントをまとめてご紹介します。

家づくりの打ち合わせがとても重要な理由とは?

注文住宅は、希望やアイディアを持ったお客様と、それを形にするハウスメーカーが共同で取り組んで、初めて成功するものです。 お客様がどんなに強い希望や素晴らしいアイディアを持っていたとしても、それを実際に建築するノウハウや技術、リソースがなければ家は建ちません。 同じく、ハウスメーカーがどれだけ豊富な経験を持っていても、施主さんのイメージがなければ、理想の住宅を完成させることはできません。そのため、打ち合わせは家づくりを進める上で最も重要なフェーズです。
打ち合わせの重要度を理解していただいた上で、ここからは打ち合わせで注意することをまとめてご紹介していきます。

家づくりの打ち合わせでの注意点

注文住宅の打ち合わせは、長期間にわたり何度も行いながら多くのことを決めていきます。その中で、意見の食い違いがあったり、何かをあきらめなければならなかったりする場合もあります。
そうしたトラブルを未然に防ぐために、家づくりの打ち合わせで注意するべきポイントをご紹介します。

事前準備をしっかりとしておく

ハウスメーカーとの打ち合わせをする前に、家族の意見をまとめておくことも重要です。
自分たちが住みたい理想のマイホームとは、どんな家なのか、カタログやホームページ、住宅展示場などを見ながらイメージを固め、家族みんなで共有しましょう。家族のこだわりたいポイントはメモに取ってまとめていくことをオススメします。
その時に重要になるのが、優先順位をつけることです。間取りもデザインもすべて自由につくれるのが注文住宅のメリットです。しかし、自由といってもこだわりをすべて叶えることは、現実的に難しい場合が多くあります。予算の問題だけでなく、土地の条件や建築基準法に抵触しないかなど、様々な理由があります。
「絶対に譲れない条件」「できればかなえたい条件」などのランク付けをしておき、そのうえでハウスメーカーと打ち合わせをすることで、より多くの条件を満たせる家が実現しやすくなります。

予算の上限をしっかり決めておく

家づくりを進めていく上でよくあるトラブルの一つが、費用に関することです。
注文住宅では決まったプランがなく仕様は自由です。打ち合わせを重ねるうちに「この設備も欲しい」「建材はこのグレードのものを使いたい」と、ついつい要望が出てしまい、当初の予算を大幅に超えてしまうということも…。
予算オーバーを防ぐには、あらかじめ上限を決めておくことが大切です。
上限額を先に提示しておけば、ハウスメーカーの担当者も予算内で可能なプランを提案し、譲れない条件があれば別のところで費用を削るなどのアイデアも出しやすくなります。
なお、上限額は頭金や住宅ローンの借入限度額を確認したうえで決めることが大切です。詳しくは、借り入れを検討している金融機関や、資金計画に詳しいハウスメーカーの担当者に相談して決めていきましょう。

何を決めるのかを明確にしておく

打ち合わせで決めなければならない項目は多岐にわたります。間取りはもちろん、建材やその種類や色、仕上げ、内装、外装、動線など、とても一度の打ち合わせでは決められません。基本的にはハウスメーカーがリードを取って進行してくれるはずですが、任せきりになりすぎないように注意しましょう。
「今日の打ち合わせでは、〇〇と××を決める」と定めて、その予定に従いましょう。

不安点・疑問点は質問し、納得して進める

注文住宅について分からないこと、聞いておきたいことはたくさんあると思います。
頭の中で考えていても、実際に打ち合わせに入ってしまうと、必ずと言っていいほど何かを忘れてしまうものです。事前に考えた質問は紙に書き起こし、チェックリストの形にして持参し、ひとつ残らず解決するように意識しましょう。分からないことがあれば必ず質問し、不明点をクリアにして、ひとつひとつ納得してから進めてください。
「よくわからないけど、おすすめの物にしておけば良いだろう」という気持ちで進めると、後から後悔してしまうこともあります。
もし後からプラン内容を変更しようとすると、追加費用がかかったり工期が遅れてしまう可能性があります。
わからないことや疑問点があれば、どんどん質問してひとつひとつ納得して進めていくことが失敗しない家づくりのポイントです。

イメージは写真や絵で伝える

特に間取りについては、主に平面図を見ながら打ち合わせを進めることになります。言葉でどれだけ希望のイメージを伝えようとしても、正確に伝わらない場合もあります。 ハウスメーカーと限りなく認識を統一できるよう、できる限りイメージは目で確認できる写真や絵などで伝え、完成してから「こんなつもりじゃなかった」と後悔しないようにしましょう。

完成希望の時期を決める

おおまかなスケジュールを決めておくことも大切なポイントです。
ゴールの時期を明確にしなければ、打ち合わせ期間が長引いてしまったり、時には何も決まらないまま終わってしまうこともあります。

完成時期は、「子どもが小学校に入学するまでに入居したい」など、家族の事情に合わせて決めるのも有効です。
注文住宅は完成までに長ければ1年以上かかることもありますから、子どもの成長に合わせて動き出すことで、無理のないスケジュールが立てられます。

まとめ

家づくりは、打ち合わせを何度も行い、図面の修正を繰り返しながら、ようやく建築プランが完成します。骨の折れる作業ではありますが、家づくりで後悔しないためには、打ち合わせでしっかり詰めていくことがとても大切です。

打ち合わせが必要なタイミングや回数は、状況によって異なりますが、妥協せず納得ができるまで行うようにしましょう。

こちらの要望を伝え、できなければ理由を聞き、代替案を提示してもらいながら納得できる方法を一緒に探っていくことが大切です。ハウスメーカーとの信頼関係を築きながら、理想のマイホームを目指しましょう。

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